グッダイマイト。
これ、オーストラリアの挨拶なんですよね。
朝の時間帯だったら、グッドモーニング。旅行中に一度も聞けなかったけど(笑)
朝といっても、日本ではそろそろラッシュのピークが超えた午前9時。
キーステーションでもあるフリンダース駅にほど近い路地に自分は立っていた。
オーストラリアは朝が早い。
朝5時には肉屋が開店し、6時前には学校で運動部の練習が開始され、7時には多くのビジネスマンが出勤する。
と聞いていたので(嘘だったのか)9時台に出勤中のビジネスマンに出くわすなんて、正直思ってもなかった!
その路地とは、メルボルンでも有名なカフェがある(レーンと言われている)、フリンダース駅から歩いて2分のところにある。Degruves street というところだ。
路地イコール抜け道だから、そそくさと歩いて、どこかに抜けて行こうという多数のビジネスマン(写真参考)。日本だったら速足、急ぎ足、中にはダッシュしてますが、歩き方が全く遅い。
よくみたら歩いているんではなくて、止まっている人の方が多いような。
自分は旅行者、次の予定もない。ゆっくりできる身分なので、止まっている人に近づいいていった。
止まっている理由は速攻で判明。カフェのオーダー待ちだった。
それも至るところで。
一杯一杯コーヒーを入れる文化なので、時間が掛かるのはわかってるんだけど、オーストラリアのビジネスマンは急がないのかな?
どうみても、「私、キャリアありますよ」オーラを出しているビジネスウーマンに、列に並んでまでコーヒーを買う理由を聞いてみることにした。
我ながらよく質問したと思う。
「すみません、ちょっと教えて下さい。長い列ですね。ここのお店は?」
「ええ、ここのコーヒーは美味しいのよ」
「これからお仕事ですか?」
「ええ、いつもここで買っているの。これから会社に行くのよ」
との短い会話から、旅行者ではないこと、近くの会社に行く途中であることが分かった。それにしても、オーストラリアの時間の感覚だと、遅い出勤のはずだ。
残念ながら、この質問はできなかった。失礼と思ったから、でも、コーヒーを受け取って、先に行ってしまったから、でもなく、店の前で彼女に写真を撮ってもらっていたからだ。
その直後に、彼女が頼んでいたコーヒーが来て、受け取ってすぐにどこかに行ってしまった。
楽しいひと時を有難う。
これだから旅は止められない。