いきなりですが。
これは何の建物か、わかりますか?
題名が書いてるので、想像できてしまったでしょうか?
ここ、実はST,ALI(セント・アリ)というオーストラリアでは知る人ぞ知る、有名なカフェなんです。勿論、チェーン店ではなく、零細の部類に入りますが、ほぼ個人経営になります。
どう考えても、郊外の木工所の跡地を再利用して、外観をそのまま変えずに使っているようにも見えますね。
日本だと外観もどうしてもカフェっぽく見せるように考えてしまうと思うんだけど、アートの意識に長けたメルボルンっ子にとっては、外観は変わっていても全然OKなんでしょうね。
外観だけではありませんでした。
中もやっぱり町工場をそのまま買い取って、テーブルとイスを用意しただけ?
まあ、そんなことはないでしょうが、それにしてもユニークな発想には考えさせられます。
ここが有名なのは、外観や内装など、建物が変わっているから?
ではもちろんなくて、あくまでもカフェが勝負。
そのカフェが美味しいからなのは当たり前の前提条件ですが、もう1つあります。
それは、
バリスタ大会で世界2位
になったことがあるんです。
やっぱり、アートに行きつきました。
そんなアートを作れる人がこのお店にいるので、
「美味しい&見た目美しい」
を求める人も多いのです。
といっても、周りを見回した限りでは、ほとんどが地元に見えます。
家で仕事している人なのか、ちょっと休憩で立ち寄ったり、仕事の打ち合わせをしていたり、主婦が一息ついていたり、学生さん、ここで勉強中なのかな?
中には子連れだったり。ほんと、いろいろです。
しかし、ここで何といってもカフェといえばカフェラテですね。
そこで、アート見たさもあり、カフェラテオーダーしました。
それがこちら。
アートの美しさはもちろん、クリーミーな泡の部分と土台の部分もきれいですね。
カフェがその土地その土地の文化と一緒になっている。
「カフェ文化」と言われている理由が分かった気がしました。
オーストラリアは奥が深い。