フードコートというと、日本だとショッピングセンタに行くと必ずと言っていいほどお見かけしますが、それもここ最近のことです。
更に、高速道路のサービスエリアでもフードコートが出来ていますので、既に外出した際にお世話になる場所として定着してきました。
写真は古くから栄えている、クイーンズ・ビクトリア・マーケットのフードコート。
場所柄観光客っぽい姿とわかる人が多いでした。
フードコートはオーストラリアのどこの都市でもみることができます、と言っても過言ではありません。
それもいたるところにあります。
メルボルンシティーも同様です。
観光中、1Fを覗くとショップはたくさん見れますが、フードコートは見当たりません。
なぜなら、ほとんどが2階にあるか、地下にあるからです(地下といっても、半地下か、1Fから覗いて見えるところにあります)。
フードコート内は、メルボルンシティーの場合、各国料理(特定の国に偏りますが)がそれなりに揃っています。
おなじみのアメリカ系チェーン店をはじめ、韓国、中国、インドのカレー系、欧米のどこかかわかりませんでしたが、サンドイッチ、パンをたくさん売っている店、ケバブだと中東系ですね(トルコと断定できそうな気もしますが)。勿論、すしをはじめ、天丼か鳥なのかわかりませんが、持ち帰り可能な弁当を提供する日本食系もありましたし、ところどころパスタのお店があったり、以前紹介したフォーがあるので、ベトナム料理があったり、とにかく玉石混合、全て食べてからでないとその良し悪しはまったく判断できません。
でも、ちょっと価格が。
日本とオーストラリアの為替のせいもありますが、オーストラリアの物価もだいぶ上がってきています。
10年前の2000年の頃はアジア料理店で焼きそばを頼むと3ドル(300円)くらいのときもありましたが、今では7ドル(700円)、8ドル(800円)します。
かなり割高に感じるようになりました。日本人の感覚だと、フードコートで800円は高いよなあ、となりますよね。
ランチタイムは大賑わいがみられます(要は満席になってしまう)が、それもおやつの時間帯まで。
夕方、だいたい17時くらいになると閑古鳥が鳴いていて(どんな声が聞いてません)、お見せがどんどんとクローズしていきます。
そもそも、フードコートだけでオープンしているコーナーもあります。
そんなところはさっさとクローズされてしまいます。
ここが日本と大きな違いです。
日本の場合は夕食の時間帯、20時くらいまでは普通にオープンしていますが、オーストラリアの場合は夕食の時には人が来ない前提にあるようです。
カフェや、他のお店もそうですが、ディナータイムは一般的にいえに帰って食べるか、パーティーのようにみんなで集まってアルコールも飲みながらの世界になるので、食べるためだけのお店はファーストフード以外はみんな閉店です。
(ケアンズのような、ナイトマーケットのような観光客目当てのお店は例外です)
ランチとディナー、全く異なる顔を見せる、オーストラリアの食生活。
比較してこそ楽しみがわいてきます。
いつかはディナータイムで盛り上がってみないなあ。
日本の居酒屋のようではなくて、ね。
(2014年10月時点)