オーストラリアの台地の恵みは、肉や魚ももちろんですが、自然のもの、「そのまま」で食べられるものが一番身体にも良いし、本当に美味しいです。
料理で加工されたものがダメと言っているわけではないです。
でも、たっぷりと注がれた陽の光、水分を吸収し、清涼な空気の中で育ったものこそ、最高の食材ではないでしょうか?
そんな食材、日本で陳列されているスーパーの食材と、何か違うんですよね。
一体どうしてそう感じてしまうんだろう。
その答えは、メルボルンのマーケットにありました。
それは、果物たち。
しかも豊富な量にびっくり。
溢れんばかりに積み上げてあり(実際、途中で崩れたりして、下に落ちたりしてました(笑))、そういった光景が至るところにあります。
しかも、量ばかりではありません。
1個1個が馬鹿でかい。
そして、味。
昔、まだ自分が子供のころ、自宅の庭で野菜を作っていたことがありました。
夏休み中、放っておくと、水をあまり与えなくても日光だけでどんどんと大きくなる。
例えば、キュウリなんかはウリじゃないのか?と思えるほどでかくなる。
味は? 大きい程おおざっぱな、なんだかしっかりした味がない。
そんな昔の味の記憶がよみがえってくる。
大きいイコール 大味 イコール おおざっぱ。完璧なまでの方程式だ。
ところが、である。
この方程式は見事に崩れ去ったのでした。
オーストラリアでの大きな果物は、大味どころか、身もしまっていて甘味もあって、とっても美味しいんです。
写真のバナナなんて、正直大きすぎる。さっちゃんじゃなくても、バナナ好きでも、半分しか食べられないかもしれない。
けど、美味しい!
そして、肝心なお値段。
大きくて、大量で、味が良くても1万円だったら買う気がしないですよね。
だいたい、どの果物も、1キロ2ドルか3ドル。ものにより4ドル。
つまり、1キロで200円から400円の間で買えてしまうんです。ぜーんぶお値段以上。
1キロも食べられますか?1キロの林檎やミカンって、いったい何個あるの?
という心配は一切不要。量り売りですから。
食べたい果物を1個1個ピックアップして、測ってもらえばいいんです。
賢い(というか、それが普通)オーストラリアの主婦たちを見ていて、自分も買いたくなって気ました。
ああ、全部食べていない。食べに行かきゃ!