前回、ふんだんな種類と圧倒的な量と大きさを紹介してきた果物。
恵まれた台地の恵みをそのまま収穫し、市場で簡単に手を入れることができるようになったと書きましたが、オーストラリア全土ではどうなんでしょうか?
今回、メルボルンに関して言うと、やはりシティーであり、国内最大級の都市なので、スーパーマーケットはたくさんあります。
シティに来れない人は地元のスーパーに行くことになります。
スーパーでは、日本と同じように流通に乗って、大量の食糧品がどこかから運搬されてきます。
それは、現代社会が作り上げてきたサプライチェーン、いわゆる生産と消費を結ぶ、巨大なネットワークが出来があり、そこから抜け出すことは出来ないでしょう。
特に先進国では手に取るようにスーパーで大量の食料品を手に入れる事が出来ます。
だけど、それは安全性は?新鮮さはどうなのか。
SNSが発達してきた最近ではだいぶ知恵を付けてきたとはいえ、日本人の食への関心はまだまだ低いように思えます。
少々硬い話を長々と書いてしまいました。
その一方で、オーストラリアでは、食への関心はどれくらいあるんでしょうか?
それは、まず豊富な食材のある、マーケットから見ていくと、何か見えてくるのではないか?
そんな気がしました。
今回、クイーンビクトリアマーケットでは、普通観光で1時間もいればよい方ですですが、今回自分は、間食、昼食を含め、4時間30分も滞在してました。
これって、居過ぎ?
滞在時間が長いほど、どこに何があるか、だいぶわかってきました。
クイーンビクトリアマーケットにも、オーガニックコーナーがあった!
自然で作りましたといっても、いろんな環境があるから、オーガニックと言えるもの言えないものがあるんですね。
写真はオーガニックを売りの方。主にハチミツが並んでいた。
販売しているコーナーには他にもたくさんありましたが、それだけお客さんでもあるオーストリアの方(恐らく)もたくさんいました。
以前、宿泊のホストでもある女性も、「ケミカルな食べ物だったら、避けなきゃだめよ」と言っていたのを思い出す。
かなりの人がオーガニックに興味を持っているそうだ。その逆に、スーパーやコンビニ、ファーストフードばかり食べていてはだめなんだと考えている人が多いんだと思う。だって、オーストラリアは今肥満国。国を挙げて肥満率を下げないといけない状況に来ている。
そういえば、マーケットのオーガニックコーナーに来ている人はみなスリムだったかもしれません。
もう少しいろんな人に話をきいておけば良かったな。
シティには、マーケット以外にもオーガニック専門店も何軒か見つけました。
多分、シティー以外にも、もしかしたら都市から離れた、ちょっと遠いところの町にも、オーガニックを販売しているところがあるんでしょう。
レストランも、オーガニックをウリにしているところが増えてきているとか。
美食を追求しているオーストラリア。
実は、食の美味しさだけではなくて、「安全」の方も追求しているのでした。