オーストラリアへ行ったなら、どうしてもお土産として是非とも買って帰りたいものがありました。
コアラの形をした、マカデミアナッツ(それも買いました)、アーノッツという会社が出しているTIMTAM(これも買いました)、ワインに、チーズに、ワニやカンガルーの干し肉もあります(これは買いませんでした)。
注目度はあまり高くないかもしれませんが、ブランドの1つになりつつあるもの。
それは「ハチミツ」です。
もちろん、天然モノですよ。
ハチミツで有名どころというと、オーストラリアのお隣の国、ニュージーランドが有名ですね。
同じような環境でもあり、広大な大地の恵みを受けることから、きっといいハチミツに出会えると信じています。
ハチミツの最初の出会いは、2003年に行ったシドニーで。
当時はハチミツを買おうというモチベーションは更々なく、しかも赤ちゃん同行だったためお店めぐりの余裕など全くなし。よって興味もなし。
それなのに、たまたま通りかかったアーケードにあったハチミツ専門店の(試食というあまーい言葉に誘われ)試食用ハチミツをなめて(木の棒の先にハチミツを付けるタイプです)すっかり考えが変わりました。
「ハチミツって甘いだけじゃなくて、おいしいんだ」と。
荷物が重くなるので、最終日にまた来ます、とその店の店員に約束したものの、そのお店がどこにあったのか最終日になって思い出すことができず、時間切れになってしまった。あの時に買っていれば、と最初の後悔です。
2度目は、2011年。カンガルー島。
島といっても、オーストラリアでは3番目に大きく、150キロ以上の距離もあり、見どころ満載なため、普通でも2泊3日、できれば3泊以上は観光には必要だと言われています。
その時も、全体の工程の都合で1泊2日しか確保できず、どうしても優先順位は、動物、自然景観の観光になります。ここでは有名なハチミツ農園があることも知ってましたが、時間に余裕があれば行こう、くらいの計画でした。残念ながら「全く」寄り道の余裕もなく、農園に行きつくことがありませんでした。二度目の後悔です。
そこで、今回は3度目。最初から店を探すつもりでしたので、絶対にはずすわけにはいかない「ハチミツショップ」。
ただ、クイーンビクトリアマーケットにあることは事前に知っていたので、そこにさえ行ければ・・・
そして、ついに、着きました。ハチミツショップ。
写真に納まりきらないほど、たくさんありました。
これぞ、ハチミツ天国!でもこれだけあるとどうやって選ぶのか。
お値段以外に判断できない。
直前に中国人夫婦らしき人が味見をして、品定めをしているので、同じように味見をさせてもらおう。
早速おじさんにお願いする。見るからにハチミツ博士って感じの雰囲気を漂わよわせている。
「すみません、味見することはできますか?初めてなんで、よくわからないんです」
「お土産用ですか?自分用ですか?」
げ、そんなことは全く考えていない。
「両方買います」
「OK、わかった」
何がどうわかったんだろう。
「では、この5種類用意するから」
と行って出してくれたのが、おじさんの顔に映っている下のあたりにある、オーガニック・ハニーというシリーズのものだった。
外見は全て同じに見えるが、5種類味見させてもらってみると、まるで違う。一般的に甘い味の、非常にノーマルなハチミツから、苦いタイプ、超濃いタイプ(コーヒーでいうところのエスプレッソか)、苦みの中の甘さが混じっているもの、明らかに草木が原料であるとわかるもの。
多分味の良くわからない観光客向けにはこの5種類がいいところなんだろう。
これ以上味わいたい(ラベルの印刷の高級さからみても)他の種類のハチミツは、50ドル、つまり5000円とか、それ以上のものだった。そんなものは買うつもりでないと味見は無理ですよね。
でも、この中のハチミツで十分。ユーカリが原料で、子供にも味わって食べられるタイプのものにしました。
これ以外に土産用に6種類の小瓶のセットになったもの1パックと、合計7瓶28ドル、なんとハチミツだけで2800円になりました。
この店をあとにして、他のコーナーをプラプラと歩いていたら、オーガニックコーナーでハチミツ専門を発見。
本当にいろいろな種類があるんですね。
もっと味わうには、オーストラリアに暫く滞在しないとね。
さて、帰国後に改めてラベルをチェックしてみると思わぬ記載が。
KANGAROO ISLAND ORGANIC HONEY
2011年に立ち寄れなかったハチミツ農園のハチミツをどうやら買ったみたい!(^^)!
思わぬ巡りあわせで、1人夜中にニンマリ。
この瓶から「カンガルー島に来いよ」、って言われているように感じましたよ。