オーストラリアに行ったら、絶対に食べたいものがいくつかあります。
その中の筆頭の1つ、オージービーフ。
それも、現地で食べたい、オーストラリア・ステーキ。
メルボルンに行っているいる間、メルボルンマラソンに参加したらか、「肉を食べたい」と身体が要求してました。
よし、この際「本格的なオージーステーキを食べよう!」
ただ、美食大陸を標ぼうするだけあって、オーストラリアのステーキを本場で食べるとなると、それなりにお金が掛かります。
本当に最高級のステーキを食べようとすると、それこそ一流レストランで、「目玉が飛び出る」西川きよしレベルの値段になります。
ここで冒険をするか?
のちのちの生活まで考えて無駄使いをしないようにするか、ちょうど分かれ目になります。
シティーをぶらぶらと歩いていて、なんとか解決方法はないかと下、じゃなかった、看板、レストランのメニューをひたすらみては、値段を見て嘆く始末。
ああ、歩き疲れた。
ホテルのラウンジのカフェでリッチに休憩するかな。
とふと眼の前に現れた、ちょっとカジュアルチックなホテル。
ホテル・グランド・チャンセラー。
みーつけた!
ステーキの写真。
価格がなんと17ドル(約1700円)。
日曜から金曜、午後5時から10時の間の限定価格!
とっても怪しい?いえ、アルコールのハッピーアワーと同じ感覚でしょう。
しかもホテルもカジュアルとはいえ、テーブルは全て白のクロスで綺麗に張られてます。しかも、ここはオーストラリアのメルボルンの、しかもシティ。
看板を見つけたのは月曜日、食べたいと思っていたのは翌火曜の夜の午後6時頃。
全然問題無しのストライクゾーンです。
しかし、この値段は、シティーの普通にレストランで食べられる半額くらい。
やっぱり気になる。
そこで、勇気を出してホテルのフロントに聞くことにしました。
「すみません、看板にある17ドルのステーキは、本物のオージービーフですか?」
今思い出してもとても恥ずかしい質問でしたが、フロントの女性はとても丁寧に
「アンガス牛といって、きちんとした牛肉ですよ。」
と言われたような気がする。
「17ドル以外に何か掛かりますか?」
「ステーキだけだと17ドルです。パンとかはサイドメニューとしてお金が掛かります」
では、ステーキだけを目指せばいいんだ、と心、いやお財布と決めた。
「ありがとう。では、明日の18時頃にまた来ます。」
と言い残し、明日のメニューを決定し、その日の観光を締めくくったのでした。
2014年10月13日時点の記事。