市民の学問の宝、メルボルンの図書館についてお伝えしました。
外観の壮麗さだけではく、チェス版やストリートミュージックも凄いなあ。
図書館の外でこんなことをやっているなんて・・・
と思ってましたが、待てよ、中はいったいどうなっているんだろう。
訪れたこの日は日曜日。
学校も休みだし、どんな人が来ているかも気になるが、そもそも旅行者である自分は図書館にササっと入れるのか?
「あ、正面まできたら、そのまま中まで入ってください」
「身分証明証の確認とかないんですか?」
「何にもないから大丈夫。入って右の方の奥にいるから、探してください」
ヒントはそれだけ?そんなに小さかったっけ?
オーストラリアの図書館だから、館内はでかいんじゃないのかな?
うん、やっぱりでかいです。
それよりも、「人生初の海外の図書館に入った」のかもしれません。
解放的。機能的。に作ってあるのに、オーストラリア人、使い方がおおざっぱ。
荷物を置きっぱなしにしたままだったり、椅子を勝手に大幅に移動したり。
たくさんのパソコンが設置されているので、本を読むというよりも、ネットで検索したものを読んでいる人の方が多いです(ちら見とはいえ、しっかり観察させてもらいました)。
いったいYOU達は、図書館に何しに来た?と言いたいところだけど、自分も言い返されたら、言える立場じゃないじゃないの。なので、図書館だし、おとなしくしてました。
それよりも人を探さないと。指定している場所に来たのに、見つからない。場所を間違えたのか・・・
すると、トイレにでも行っていたのか。それとも本を借りにでも行ったのか、遠くから見たことのある顔がやってきた。いたいた。久々の再会です。
「元気そうですね」
「楽しんで生活してます」
「明日、メルボルンを出発すると聞いて、びっくりしたけど、どこに行くの?」
その場で地図を見せてもらいましたが、メルボルンから西方面、アデレードを通って、更に西の果てパースまで行く計画を立てているようです。
それで、図書館で電車やホテルや観光情報を必死になって集めてました。
その間にバンバン電話が掛かってくるから、まともにゆっくり話ができない。
どちらかというと、邪魔しにやってきてしまったみたいです。
その後、ワインやコーヒー、メルボルンでの数か月の生活をお聞きして、20分程度でおいとましました。
話をして、分かれる直前まで、隣にいる女の子がパソコンにかじりついて離れない。
いったい何を見ているのか、とても気になってました。
知り合いの日本人の左隣に女の子、更に左隣にそのこの父親(たぶん)。この3人でパソコン独り占め。あ、父親が席を立った。
その間に女の子の画面をみちゃおうっと!
YouTubeのようでした。
しかもテレビのコンテストなのか、10代の女の子たちが踊っている。
踊りの格好を見てピンときた。インドの踊りだ。
そうすると、この親子はインド系なのかな?
図書館の中も国際色豊かである。
というか、YouTubeくらい、おうちで見れないのかな?
とても素朴な疑問です。
そんな疑問は早々に忘れ、燦々と輝く表に出て、シティー散策に向いました。
あっという間の30分の図書館観光。
だから自由気ままな旅はやめられません。
取材:2014年10月12日