ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

世界中でデジタルネイティブ

世界中でデジタルネイティブが進んでいる。

デジタルネイティブとは、生まれた時に既にIT機器が家の周りにあり、機器の扱いは生まれながらにして自然と生活に溶け込んでいて、何の抵抗感もなく慣れてしまう世代のことを指すようです。

確かに自分の子供たちを見ていると、教えていないのにスマートフォンのタッチパネルを自在に操ったりすることは勿論のこと、英語表記しかないサンプルのゲームもルールを憶えたり、音声認識ツールを使って検索したり、とどまることを知らないITの進化に対しても柔軟に対応しているところを見て、親として羨ましいやら、これで良いのかという疑問もわいたりと、複雑な心境です。

 

自分の子供はともかく、オーストラリアではどうなっているのか、少し気になっていました。

メルボルンを訪れる前、2013年の8月にはケアンズに観光してました。

夕方、ちょっと一服でビールを飲みに店に入る際、入口付近に陣取っていた、黒人系の20代前半とおぼしき黒人が、IT機器を大量に持ち込んでいたのを目にしました

(最初に気が付いたのは長男でした)

ノートPCにタブレットはもちろん、6インチクラスのスマートフォン4台の計4台を自在に操るその人は、正にデジタルネイティブ

オーストラリアでも一般化されてきたなら、世界中で進行していることなのか?

ケアンズで、証拠として写真を取りたかったんだけど、位置を確保できず取れずじまい。

今回はどこかで同じシチュエーションはないかな?

そんなことをプラプラと考えながらきょろきょろとしていると、あ、いました。それらしいターゲット発見!

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場所はメルボルンのシティで、買い物客や乗換えなどで人がごった返す、メルボルンセントラル駅近くの、ショッピングセンターへの1階コンコースの途中のフードコート。そこに設けられたテーブルとイスを陣取っている小学生くらいの男の子。

日曜の夕方。

明日の学校に備えて何かしているのかな?そんなの家でやればいいのに!

もしかしたら親の買い物に付き合って、待っている間にパソコンをいじっているだけかも。

それでも、わざわざパソコンを持ちあるなんて、日本ではあまり考えられませんよね!

日本だと皆さんスマートフォンをもっているか、たまにタブレットを持参しているかで、大学生になって初めてパソコンを持参しているんではないでしょうか?

 

オーストラリアではそれだけITが外でも使える環境が揃っているということの裏返しかもしれません。

「君はいったいどんな大人になっていくの?」

質問しても本人だって答えられないでしょうし、まして10年後を見据えて、未来を予測できる大人もいないでしょう。

 

オーストラリア人として、立派に育って欲しいと願っていますよ。

 

取材:2014年10月11日