不思議なことに、オーストラリアには、州都(シティ)を中心とした市民と、郊外のアウトバックに住む住人の2種類に分かれているじゃないの?と考えてしまいます。
住民の数は圧倒的に州都に近いところに住んでいます。
多分、オーストラリア国民全体の9割は超えているでしょう。
調べても多分正しい数字は出て来ないんじゃないかな。と思えます。
なぜなら、キャンピングカーを使った移動をしていて、元々住んでいるはずのところにいないから。
それでも、キャンピングカーを使って移動している人の数はとてつもなく多いです。
2000万人の人口のオーストラリアの中で、かなりのパーセントを占めていると想像します(1%はいるんじゃないの??)
なんせ、オーストラリアの巨大なキャンピングカー。
ベッドがたくさん。足も延ばせる。キッチンもシャワー施設もある。
電源を取る所もあるので、長期に渡って移動して普段の生活からまったく切り離されても、問題なく生活できる準備が整っています。
食料品やキャンプ用品が不足しても、補充のための大型専門ショッピングセンタも郊外にあります。
至れり尽くせりですね。
それでも、不思議なのは、定年退職者と思われる老夫婦がたくさんいたことは想定してましたが、子育て中のファミリー世代も交じってました。
いったいどうやって生計を立てているんだろう。謎だ。
お金持ちなのか?だったら、もっと豪勢な旅行をしているはずだろう。。。
パースから北へクルマで800キロ。
モンキーマイア ドルフィンリゾートエリア内のキャンプエリアにて。
自分たちはキャンプできる用具(テントとか)を持ってなかったし、レンタカーにも詰めなかったし、それよりもリゾートっぽいコンドミニアムにも泊まりたかったし、そもそも2歳未満の幼児もいたので、ベッドでゆっくりしたかった!
けど、このキャンプエリアに来て驚きました。
写真にもありますが、「キャンプに来ました」
というよりも、なんだかキャンプ場に「住んでいる」ようです。
実際、キャンプ場に長期に滞在している人達はたくさんいるようです。
更にモンキーマイアドルフィンリゾートから更に400キロ以上北上した、コーラルベイ(Coral Bay)という街というかキャンプサイト。
400キロも運転しているとさすがに外に出て歩きたいし、赤道に近くなるとただただのどが渇く。冷たいものが飲みたい!
と休憩に立ち寄り、軽くランチを取るつもりだった。
それが思わぬ光景だった。
キャンプサイトがキャンピングカーに占領されて、ほとんど街の住民になっているようだったんです。
もうただただビックリ!なんでこんなたくさんの人がパースから1200キロ近く離れたところにいるんだろう。
だいたい、こんなたくさんのキャンピングカー、パース近郊では1台も見なかったぞ。
(見た限り、100台以上)
いくらシティが交差点が多く、右左折が大変だからといって、ほとんどキャンピングカーを見なかったとは。
と考えたのは、キャンピングカーの住民(キャンパー)は、都市住民とは違うんだと。
キャンパーはひたすら自然を愛する。
だから、シティには現れない。
元シティの住民も中にはいるかもしれませんが、キャンパーはキャンピングカーに乗ってシティには現れないのです。
同じ生活をしたいとは今は思ってませんが、一か月くらいはキャンピングカーに乗って、じっくりと自然に向き合ってゆっくりしてみたいです。
うーん日本人的に考えると、老後の楽しみになってしまうのかなあ!
写真:2007年8月