キュランダ観光列車のハイライトはもうすぐ目の前。
その前に。
先頭の、これがけん引車両です。
今はディーゼルエンジンによる機関車ですが、その昔は蒸気機関車でした。
牽引される車両は昔のままレトロですが、開拓時は・・・?
さて、ハイライトに差し掛かりました。
ストーニークリークに掛かる橋です。
先ほども書きましたが、その昔とはさかのぼること19世紀。
山奥のずっと先にある、アサートン高原にあるテーブルランドへ物資輸送として鉄道工事が始まったそうですが、見てのとおり崖を切り橋を作る工事はクイーンズランド史上最大の難工事と言われているそうです。
たった74キロメートルの鉄道敷設に約5年。難工事より29名が命を落としたとか。
確か、開通後も大洪水か土砂崩れで線路が流されたことがありました。
今でこそ線路も整備され安心して観光ができるようになりましたが、長い歴史の末に現代に辿り着いたことを記憶しておかなければなりませんね。
(子供には無理な相談なので、おとなが記憶して、後で子供たちに教えてあげましょう!)
そして、最大の景観とうたわれている、バロンフォール(滝)。
天候のいい日が続いていたからか、水量が今一つでしたが、列車のすぐ近くに滝が流れ落ちているため、迫力はあります。
(水しぶきがかかるほどではないけど!(^^)!)
さあ、バロンフォール(滝)駅に到着です。
ここでは10分程度休憩停車するため、皆さん観光のためホームに下りてきます。
気分転換のため、我々もホームへおります。身体が動かせると本当に気分が変わります。
ホームの案内表示はこれだけ!
手すりがあって、落ちないようになってますね。
これで安心して子供を放し飼いに。
と思っていたら、我が家はプラットフォームを走り回ってました!(^^)!
と言いながら、ホームから降りられるところがありました。
このバロン滝駅。プラットホーム以外、駅舎も売店も、トイレも、もちろん自動販売機も何もありません。だから乗降客がいることを想定してません。
なのに、驚きの発見。トレイルがあります。
トレイルは小路です。遊歩道のようなものですが、キチンと舗装された道ではありません。
どのようなルートかわかりませんが、この先のキュランダからバロン滝駅まで下って来れるルートや、更に数キロ先の崖の下まで下れるルートがあるようです(クルマが通れるルートではないので、下ったら今度は登って来なければならないため、健脚自慢しか歩けませんね。あとは1日ここで費やす時間がたっぷりある人とか)
遠くに世界最大級のロープウエイ「スカイレール」が見えます。
定番ルート、キュランダからの帰りはこれに乗ってケアンズまで戻ります。
その前に、まだキュランダについてません。
さ、あと10分くらいで終点のキュランダ駅です。
記事:2013年7月