ケアンズからちょっと足を延ばすだけで、パロネラパークのような緑豊かな熱帯雨林があるということ。いかにオーストラリアの大自然が奥深いか、よくわかりますね。
パロネラパークが熱帯雨林にあるといっても、ただのジャングルではありません。
緑が濃いのか、緑色が濃い、湿気が濃いので、コケ類がたくさん生えているので、どこもかしこも緑で覆われているのです。
その緑に中に生える木々も、太陽の光をいっぱい浴びるのか、とても背が高く延びてます。ホント、背高のっぽです!
この高さを生かして、木の上に橋を作って、下を見下ろせるボードウオークのようなものもあります(2015年現在、パロネラパークの近辺にはありません)。
これだけ緑や自然が濃いですから、いろんな生き物が生息しています。
ケアンズならでは、いや、熱帯雨林ならではの鳥といえばこちらですね。
フルーツバット。コウモリです。
日中だからかぶら下がって寝てますが、夜には大活躍!
ギャーギャーいいながら飛び回ります。暗がりに飛び回る姿はちょっとヤダな。
それでは、水辺に目を向けましょう。
園内では、池に生息する生き物に餌をやることができます。
(確か1袋いくらか払った気がしますが、もしかしたら入場料に含まれていたかも)
その餌に食いついてくる生き物が意外だったので、びっくりしてしまいました。
餌をやる人間の姿だけで、集まってきました。
恐るべき習慣。
この池は養殖場か。はたまた日本の庭園を真似て、餌付け慣れさせたのか。
日本の鯉の餌やりとまったく同じですが、違うものがありました。
それは?
餌に食いつこうと集まってきた亀たち。貪欲さが見て取れます。
障害物を必至で乗り越えてます。けど、やっぱり亀なので、ノロい。
それに輪をかけて、食欲旺盛な魚が猛スピードでやってきました。
ウナギ?そう、ウナギです。
養殖? かどうかは知りませんが、とにかく大量です。
(私たちを含む)観光客の餌で丸丸太ってしまったんでしょうか?
それもと、そもそも池には豊富な餌があるからでしょうか?
とにかく、この池が魚(そして亀?)が宝庫であることがわかりました。
暑い夏の季節には池に入ったら気持ちいいのではないでしょうか?
そうガイドさんに聞いたところ
ガイド「確かに昔は子供たちが池で遊んでいたそうです。でも今はいません」
パパ「禁止になったんですか?環境保護かなにかで」
ガイド「そうではありません。以前の洪水でワニが流れてくるようになったため、危険だからです」
と聞いて、ええと三度驚きました。
さすが熱帯雨林。高低差のある場所では川も大きく、ひとたび洪水になれば濁流も押し寄せてきたんでしょう。そんな中にワニが潜んでいてもおかしくありませんね。
パーク内の建物と同じくらい驚きの連続です。
1つ付け加えると、欧米の観光客、主にお年寄りたちにも餌が配られてましたが、自分たちがちょっとやって餌が余ったら、なぜかみんなわが子どもたちに配っていくんですよね。
おかげで餌やりの時間が長かったこと。
自由な旅行はこうして好きなだけ時間が過ぎてゆくのでした!(^^)!
写真:2013年7月