昨日4月25日はオーストアリアにとっての大事な祝日、アンザックデーでした。
みなさん、アンザックデーって何のことかわかりますか？
アンザックデーとは、簡単に行ってしまうと第一次世界大戦においてトルコ・ガリポリの戦いで多くのオーストラリア・NZ連合軍兵士が死傷した戦闘を慰霊する日です。
その後、第二次世界大戦の時に、日本軍はダーウインに爆撃を行いました。
オーストラリアはこの時以外は他国から本土に戦争を仕掛けられたことがありません。
こんな過去があったこともご存知でしょうか？
つまり、第一次世界大戦、第二次世界大戦（その後の朝鮮戦争などへの出兵）を含み、戦争の犠牲者になった軍人の慰霊を行う日でもあり、当時を知る人にとって敵国とみていた日本はアンザックデーで行われるパレードなどでは過去を思い出させる存在となってしまうのか危害を受けることもあるそうです（生卵をぶつけられたり、暴言を吐かられたり）。
なので、このアンザックデーはできるだけ外出は避けるようにしましょう。
と言う話題がかなり出ています。
そんな中、初めてオーストラリアに行ったのは1998年の4月26日の早朝にパース着。
アンザックデーが何ものか、インターネットの情報以上のものは持ち合わせてなかった。恐る恐る観光を始めたものの、当日はパレードにも出会わなかったし、いやな思いもすることもなかった。
加えて、ほとんどの店が閉まっており、市内の主要なお店に行けず、食べるものも満足に手に入らない（朝、昼だけですが）。電車で郊外のショッピングセンタを探して買い物に（ショッピングセンタの名前は忘れてしまいました）。そこでようやく必要な食糧などは手に入りましたが、その時は逆にオーストラリア人の暖かい対応を感じたくらいです。
場所や時期、タイミングによって対応が変わるのかもしれません。
更に、最近ではイスラム国によるテロ活動がクローズアップされつつあり（2015年4月11日時点の情報）、国民の目線が少しそちらの方に移ってしまっているかもしれません。（あ、このような話はデリケートな話題ですので、決してオーストラリアの方には直接聞かないようにしてくださいね。）
事実、今年のアンザックデーを狙ったテロ計画も発覚したそうです。
知らないよりは知っていた方がいいことです。
相手の事情をよーく理解して接していけば、一段と高いレベルのコミュニケーションが取れると思います。
