アデレード近郊のワイナリー、マクラーレンベイルには、食通が来るのか、金持ちが来るのか、リゾートで来るのか、それら観光に来る人達に負けないような(引けを取らないという意味で)、レストランがどこのワイナリーにあると聞いていました。
せっかく来たんだし、1軒は絶対に行っておきたいと思い、今回チャレンジしたのが、オスカーというイタリアンレストラン。
看板が目立ったいたのですぐにわかりました。
ちょっとこじゃれてますね。
周りにはこの店以外に見当たらないので、本当に食通に通用するようなレストランが他にあるのか、と少々疑いましたが、ここはオーストラリア。
半径1キロにわたってレストランやショップが点在することはざら。
お店を見つけている時間もないので、店の比較なんてしないでとっとと入りました。
さすがワイナリーにあるレストラン。
と最初に思ったのは、メニューを見た瞬間でした。
地元産のワインリストがこれでもかと言わんばかりに列挙されています。
いいなあ、誰か運転してくれないかな。
(帰国してから強く誓いました。次回は子供たちが運転免許を取った時。その間、自分はひたすらワイナリーで楽しまさせてもらうぞ。と。)
残念ながらランチ時はアルコールの夢はかないませんでしたが、イタリアン料理の美味しさを堪能する夢はかないました。
具の配置はとってもおおざっぱでしたが、具といい、生地といい、「シティでもないのに、どうしてこんなに美味しいピザが食べられるんだろう」と感激するほどの絶品でした。これを薦めなくていったいなにを薦めるというのだ!
実は、アデレードシティに住む日本人から勧められたのは、ピザではありませんでした。
いや、
ピザは充分美味しいし、私は他の人にもお勧めできますよ。
でも、、、こちらの美味しさには負けてしまいました。
(子供たちも同感のようでした)
これぞ絶品リゾット。
具とお米の配分、その上に載っているチーズ。
そして火加減が舌に染みわたるとはこのことを言うんですね。
オーストラリアの大自然を旅してきて、ようやく州都に点在するレストランに入れば、粗食から一気に高級料理にありつける感覚なら、なんでも美味しいでしょう。
しかし、今回は逆。
まだシティから出たばかり。
昨日(前日)にはシティのレストランで美味しいお食事をしていたのに、今日の、まさにこのワイナリーの中のレストランで
「絶品」
と感じるのは、本当に美味しいからなんだろう。
そして、次回以降のオーストラリア旅行でまた1つの目的が追加される。
「ワイナリーに行ったら、まずはレストランを探す」
これだから旅はやめられません。
写真:2011年7月