フルーツのJAフルーツ直売所(と勝手に私が命名!(^^)!)には、バナナがたくさん。
だけじゃない。
バナナの測り売りの隣には、あのトロピカル・フルーツが。
パパイヤです。
マンゴーとくれば、パパイヤでしょう。
すでに他のお客さんが勝って行ってしまったんでしょうか、残りの数が少ない。
その場で食べたかったんだけど、ナイフも包丁も、スプーンも何もないので、今回は諦めました。
このJA直売所の後ろには、窓の外に大きな農園が広がって見えます。
「ちょっと行ってみようか?」
子どもたちに声をかけ、周りにご迷惑が掛からないように、農園のほうに行ってみることに。と言っても、誰もいないので、誰に迷惑が掛かるのか、わかりませんが。
直売所を抜けると、広がっている農園の全景が見えてきました。
どこまでも続く、バナナ畑。野鳥が飛んできて、つつかれないように、バナナに紙が被せてあります。これで野鳥対策は万全のようですが、1つ1つバナナに紙を被せる作業はとっても大変です。なんせ、数万本の木になっているわけなので!(^^)!
あぜ道には、かつて鉄道だったような跡がありますね。
これは、昔バナナの収穫に鉄道を使ったための名残りだそうです。鉄道の上には、トロッコのような、収穫用の列車が繋がっていたんでしょうね。
ケアンズからパロネラパークに向かうレンタカーの中から、多くの農園に延びるレールを見ることができました。
まだ現役なレールあるのかな??
もちろん、ありましたよ!
実は、先ほどのあぜ道のすぐ隣には、ピッカピカの線路が通っていました。
(線路は別に光ってません!(^^)!)
ただ、この鉄道が収穫用なのか、人を乗せて走る運搬用なのか、電車が通らないので確認することはできませんでした。
余談ですが、この近郊のパロネラパークが、多くの暴風にも日光にも負けず建物が残っているのには分けがあると聞きました。
単にコンクリートだけでは建物は倒れてしまいます。
それを支えるのが柱。しかも金属。
パロネラパークを支えていたのは、「昔使っていたバナナ収穫用の鉄道の線路のあまりを回してもらった柱」だそうです。知ってました?
昔は金属を買う事ってとってもお金がかかったんですが、レールを分けてもらうことで、支出を削ることができたんですね。
トロピカル・フルーツと、観光の目玉、パロネラパークの、意外な接点に、現代の我々にはロマンを感じざるを得ません。
(一方、子供たちにはロマンは関係ありません。美味しいフルーツを食べられればそれでOK。ま、家族で思い出になればそれでよしと!)
こんないい話が、オーストラリア中にまだまだ転がっていると思われます。
一種の宝探しですね。
写真:2013年8月