今日は台風の接近に伴い、大雨の1日でしたね。
明日、日本列島に上陸するようですので、該当地域の方は、十分に気を付けてください。
その一方、オーストラリアは一部熱帯雨林を形成する地域を除き、国土のほとんどで雨が滅多に降りません。
メルボルンやシドニー、ブリスベンなどのシティであれば、たまにシャワーのようなまとまった雨が降ることがありますが、それ以外はほとんど降りません。
好天が似合う国ですからね。
だからなのか、雨が降るとドキドキする人も多いみたいです。
日本は梅雨や秋雨前線、台風シーズン、東北・北陸地方に住んでいる方は冬の豪雪など、雨に関しては年柄年中絶えず降っているような気がします(おかげで日本列島は豊な緑が形成されて、とても恵まれているんですけどね!(^^)!)
オーストラリアの人々にとっては、1年間、ずっと降り続ける雨なんて経験していないから、雨が降ったら楽しむことを考えてしまう人もいるようです。
(そもそも、毎日なんらか楽しみを求めて生活しているんじゃないの?と思えるくらい、遊びを求めているのかもしれません)
多分、オーストラリア人だから、雨を遊びに変えてしまうんじゃないかな、と勝手な想像をしていたら、まさにどんぴしゃり!
あるテレビ番組を見ていたら、オーストラリアで、まさにその通りの行動をしている人がある田舎町におりました。
大雨が降っている、もう夕食の時間も過ぎて子供たちは寝るという夜の時間に、高校生くらいの若者が街に繰り出して、集まってました。
一体かれらはこれから何をするのか!
(という文字がテレビのしたのほうに字幕が出てましたが、バラエティによくある空下り方ですね!(^^)!)
街唯一の、50メートルしかなさそうなメインストリートの歩道。
歩道から捌けない水たまりに、段ボールから板ばりのようなものを片手に、若者たちは遠くから走ってきて、まるでサーフィンをするように、板の上に載って、歩道の水の上を駆け抜けて行きました。
田舎町で、海からも遠いので、水に浸かることさえも楽しいのか?
テレビ番組では、若者数人にインタビューもありました。
「ここは田舎だし、楽しみが何にもないんだよ。だからバカなことでも楽しむしかないんだよね」
そうか、何もないところで、楽しみを見つけようとすると、雨さえも楽しみに変えてしまう想像力。
都会を中心に、必要なものは何でもそろっている日本よりも、ある意味オーストラリアの若者たちのほうが健全なんじゃないの!
日本に上陸しそうな台風の大雨の降る今夜、ゆっくり考えることにしよう。