開催中のラグビーワールドカップで、日本が強豪南アフリカに勝利し、とても盛り上がっています。
日本が今回どうして勝てるようになったのか、いつかのトピックがありますが、その1つの鍵が、日本代表のヘッドコーチ、エディー・ジョーンズ(以下エディ)の存在があると言われています。
エディについては、こちら。
・エディの生い立ち
オーストラリアの父親と、日本人の母親のハーフ。タスマニア生まれ。
日本人のハーフだから、日本のラグビーと縁が深いと思ったけど、それは全く関係はないみたい。
それは、学生時代、日本にいたわけでもなく、オーストラリアのラグビーチームでプレーしたことはなく、高校時代、ハイスクールのチームでプレイしたことがあるだけで、ひたすらコーチの道を歩んだそうです。
・経歴
とはいうものの、東海大学を皮切りに、実業団のヘッドコーチを歴任するなど、日本のラグビーの造詣を深めたのもこのころかもしれません。
といっても、日本だけにこだわってなく、母国オーストラリアの代表コーチや、今回の対戦相手の南アフリカのアドバイザーでワールドカップの優勝に導いたりで、経歴に花を添えていますね。
その後2011年に日本代表のヘッドコーチに就任し、日本チームを強化し、今回の南アフリカ戦で初の勝利に導きました。
しかし、人気は2015年12月まで。
なんと、この大会期間中に、来年2016年からは南アフリカチームの代表監督になることが決定してしまいました。
・移民の国の伝統?
ここで、何でオーストラリアのスポーツはこんなに強いのかが少し見えてきました。
オーストラリアは移民の国。
オーストラリアで生まれそだっても、他の国にどんどん出て行って、海外たくましさを自分のものにしています。
日本のスポーツも、野球、サッカーを初め多くのスポーツで日本人が外国で活躍するようになりましたが、オーストラリアは日本の人口の6分の1。以下に裾野が広いとはいえ、絶対数の少ない人口の中で、これほどスポーツで活躍しているのか、やはり海外に移り住むことが全く障壁にならない、移動が当たり前であることが国として存在しているからだと思います。
(まあ、一番は言語が英語というのも大きいかもしれませんね)
これからの世の中は、国境を平気で飛び越えることができる人材が多い国がますます強まると思います。
そうすると、オーストラリアという国もますます強く、世界でやっていける国の1つになるんだろうと思います。
今回のエディの活躍、今までと今後の経歴を見て、今後もこうした活躍するオーストラリア人が増えていくんだと確信しました。