9月中旬を超えると南半球の季節は春。
西オーストラリア州では最大の注目、ワイルドフラワーがいよいよピークを迎えます。
といっても、花には興味が無い方もいると思いますので、あまり興味の無かった男の私から「へえ、そうなの?」をお伝えしたいと思います。
ワイルドフラワーは文字通りですので、野生の花です。
ただ、その量と規模が半端ではありません。
その数約12,000種類が西オーストラリア州に集まっているから、凄いものです。
全世界の3分の1とか4分の1とかいわれていますので、世界中の観光客がその花を目当てにやってくることが少し理解できたでしょうか?
・桜前線のように
ちょっとここで、更にわかりやすいように、桜前線を例にしてみましょう。
日本人であれば、桜前線のことはご存知のことだと思います。
春、まだ年が明けたばかりの2月くらいから、日本列島の下の方、九州、中国、関西方面から、4月、5月に、関東、東北そして最後に北海道にまるで前線が北上するかのように、桜の開花も北上していきます。
南半球はそれとは逆。
地球儀を基準にすればわかりやすいですね。南極が下に描かれていますが、オーストラリアのワイルドフラワーも桜前線とは逆になり、下へ下へと下がっていきます。
(南極に向って、気候が寒くなっていくからです)
・ピークシーズンは?”
ワイルドフラワーの時期は、スタートが6月、ラストが9月下旬から10月上旬とも言われています。
スタートは、世界遺産にもなった、パースから1200キロ北、クルマで1日半掛かりますが、ニンガルーリーフ。景色は絶景。
街はコンパクトに、大自然の中にあるので、ワイルドフラワーは見放題ですね。
それからだんだん日を追って南下してきますが、9月になって、西オーストラリアの州都パースとその郊外で思う存分ワイルドフラワーが堪能できます。
つまりピークシーズンと観光のしやすさでパースを起点にすると、9月ということになります。
ピークシーズンは、みんながその時に見たいということ。
オーストラリア国内でも、東海岸のシドニー、メルボルンの大都市からもワイルドフラワーを見に大勢の地元オーストラリア人がやってくるくらいなので、ホテルはどこも満杯か、高騰してしまいます。
どこの旅行先もそうですが、ピークを外すのも手かも。
9月下旬に向って、南極に向って、きれいなビーチでも有名なエスぺランスまでワイルドフラワーが見れます。
パースでは最小限の観光にして、レンタカーを借りてすぐにエスぺランスか、ワイナリーのあるマーガレット・リバーに移動してしまうのもいいかもしれません。
・お祭り(フェスティバル)
先ほどのパースには、シティからすぐのところにある、キングスパークで、
約1か月間、キングスパーク・ワイルドフラワー・フェスティバルが開催されています。
エスぺランスでは、エスペランス・ワイルドフラワー・フェスティバルで室内400種類もの展示会も開催されています。
・日本と違って
ワイルドフラワーは、日本と大きく違い、花の色の多くが原色で色鮮やかです。
それがまた、茶けた台地や青い空に生えるんだよなあ。
この美しさは写真ではわかりません。
だから、みんな実物を見に行くんだなあ。
私たちファミリーも、いつかはキングスパークのワイルドフラワーの中で思いっきり羽を伸ばしたいと思っていたところです!(^^)!