シャークベイ。
いい響きだ。
サメが湾のなかにうようよいるわけがありませんが、他の国と違い、オーストラリアだったらありえなくもない。
そして、ネーミングを考えるとやっぱり有りえない、と悟ってしまえることから、やっぱりオーストラリアらしいです。
再び、いい響きである。
そして、悠久の時の流れを感じる場所があります。
広大な、先が全く見えない、白いビーチ!
まず大きさですが、どれくらいの距離があると思いますか?
なんとこのビーチ、端から端まで110キロもあるそうです。ヒエー、ですね。
このビーチに入るための駐車場がありますが、観光客がクルマを止めてこのビーチを散策するのはせいぜい500メートル範囲内。
それ以上遠方まで歩いてゆく人は恐らく誰もいないでしょう(ビーチの研究員くらいではないかな??)
暫くすると、観光客は何もないからか、満足したからか、すぐにクルマに戻ってしまうので、私たち家族がこのビーチを独り占め(家族占め!)。
110キロのビーチに4人しかいないなんて、なんてもったいないんでしょう。
ビーチには駐車場とトイレがあるだけで、他にはいっさい何もありません。
なんとなく清掃員からも忘れ去られたようなトイレット。それでも役には立っている模様(だって、利用したんですから!(^^)!)
トイレはともかく、ビーチ以外に何もありません。
仮に水着があったとしても、ちょっと泳ぎには適していません。
・水が冷たいから? いいえ、水温は充分に暖かい方です。
・シャークべイだからサメが来る? うち海なので、ここにはサメが来ないようです。
・すぐに深くなる? 肉眼でも見れるほどキレイな水ですが、10数メートル先まで遠浅であることは確実です。
・クラゲがいる? 全くいません。
・遊泳禁止? そういえば、看板みてないけど、禁止マークはどこにもなし。
じゃあ、見ているだけなの??
泳げないし、施設もないし、巨大すぎるほどのビーチなのに、どうしてオーストラリアで1番のお薦めと言いきれるんでしょう??
それは・・・
このビーチはシェルビーチだからです。
それに、子どもたちも飽きずにいることができるからです。
続く・・・
*この場所は、この後数千年、未来永劫、変わることはない風景です。
写真:2007年8月