先週はエミューで勝手に盛り上がってしまいましたが、その前に書いていましたオーストラリア人の話題に戻しますね。
11月中旬に南三陸のボランティアにオーストラリア人たちと同行してましたので、日本に暮らすオーストラリア人の生活をほんのちょっとだけかい間見ることが出来ました。
1日中、朝から夜までよく集中して働くなあ、という一面を見て、この体力、集中力はいったいどこから湧いてくるのか、不思議に思いました。
もともと体力のある国民ですから力があることはわかります。
なんてったって、ワールドカップラグビーでは、ニュージーランドとあれだけ激しいぶつかり合いをしながら、体力がまったく衰えず最後まで走り切っていましたね。
彼らはあくまでプロですから、体力があるのは当たり前ですが、一般人はどうなんでしょうか?
南三陸で同行した1人が実際に教えてくれました。
「基本的には体力をつけ、維持するのは当然のこと」
あ、どうしてそう思っているのか、聞きませんでした。
それはともかく、体力を維持しているところを見ることができました。
それは、2日目の朝食後の事。
食後は早々に目的地への出発の準備をしていたときのこと。
1人のオーストラリア人が食事を早々に終わらせてTシャツに短パンで着替えてました。
その格好って、まさか??
そのまさか、でした。
宿から次の目的地まで、ランニングするつもりでした。
目的地では、イベントの準備を2時間とってありましたが、最終的に間に合えばいいわけですからね。
そこで、彼は、私に自分の荷物を預け、とっとと走り出してしまいました。
「ちょっと行ってくる」
とうのは、近所をぐるっと1周してくることを言うんですが、距離にして2,3キロを指すはずです。
ところが彼は
「本当だったら今日は30キロ走る予定だったんだけどなあ」
それって、全然ちょっとじゃないんだけどなあ。
そもそも、宿から目的地まで誰も正確な距離も知らず、クルマ移動でも途中で道を間違えたくらい。
まあ、なんとかなるでしょう、くらいの認識で行ってしまったオーストラリア人。
ちょっとの時間が1時間を超え、距離にして20キロ。
ほとんどハーフマラソンじゃないの?
そんな距離、毎週走っているのかと思うと、身体の鍛え方が半端ではありません。
実際に彼だけではありません。
今年の5月。やはり同じ南三陸にボランティアでオーストラリア人と同行したときにも、ある女性が「じゃあ行ってくる」と言って本当に消えてしまいました。
それも目的地に出発しければいけないので、とっくに宿をチェックアウトが終わっているというのに、です。
いつ戻っていたのか知りませんでしたが、少なくとも30分以上はどこかを走っていたようです。
もちろん、彼らが平日の間、どんなふうに身体を鍛えているのか、全貌はしりません。
それでも、オーストラリアに旅行に行ったときには、まだ日の高い夕方には湖のほとりをランニングし、朝早くからビーチでサーフィン、プールでスイミングしている姿を見つけると、なにかしら身体を動かして、鍛えていることだけは確かのようです。
欧米や日本のようなストレス社会からは多少距離もあり、自然と距離は近く、心は穏やかであることは間違いないでしょう(あくまでも国全体のはなしですが)。
心も身体も健やかになれる国は、私は早々にないと思います。
だから、オーストラリアっていいよね!