ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

日本一詳しいゴールドコーストマラソン2016  「練習は裏切らない」

帰りの飛行機に、いかにもな中年男性(老人の域に達している)が、一人。
出発10分前に、私が機内に乗り込んだところ、その男性は窓際の席に先に乗り込んで、静かに佇んでました。
足元を見ると、ランニングシューズ。
観光かビジネスでないことは一目瞭然。
服装も、上はTシャツではありましたが、下はなんとランニング用の短パンだったので、

「走って来ました」!

感満載。
しかも、どうみても1人ですし、ツアーっぽくないでしたね。
同じ自分ジャンルの人間。
なんとなく話をしてみたくなり、ついに声を掛けてしまいました。
自分「あのー、昨日ゴールドコーストラソンに参加されてました?」
男性「はい、参加してました」
自分「失礼ですが、フルマラソンですか?」
男性「はい、そうですが」


なんとなく会話も淡々としてますが!(^^)!


自分「1人で参加されているようですが、慣れてる感じですね」
男性「今回は1人で参加しましたが、ゴールドコーストラソンは3回目です」
自分「もうベテランですね。それまではツアーだったんですね」
男性「そうです。今回は1人で大丈夫かと」
そういって、今朝買った新聞を取り出してました。
あ、私も買ってました。完走したら名前が載るんですよね
自分「失礼ですが、何歳のクラスに入るんですか?」
男性「65歳以上だからね」
自分「どうみても50代だと思いましたよ」
これはお世辞ではなく、どう見ても50代ですよ、眉毛が少し濃いですが。
男性「新聞のここに載っているんだけど・・・」
といいつつ、指示したところを見て、またビックリ。
65-69歳のクラスに入るというのに、タイムは
3時間50分。
全然速い! 5時間きりの自分とは世界が違う。
しかも、クラス別では、6位という上位入賞者。
男性「谷口選手のお母さんが今回初マラソンだと聞いていたが、こんなに
タイムが良いと分かっていたら、一緒に走れば良かった、残念です」
と、新聞で結果を見せてもらったところ、その男性よりわずかに2分速い
3時間48分。
しかも自分と同じクラス。どうしたら初マラソンで4時間切れるんだい!


ところで、65歳を超えているのに、3時間台をキープするためのトレーニング。
非常に気になりました。
自分「普段はどちらかでトレーニングされているんですか?」
男性「毎週1回、皇居を走っているんだよね」
自分「私も走ったことあります。1周5㌔ですよね」
男性「毎週だいたい10㌔。40㌔なんて走らないよ」
そうか、意外とハードなトレーニングをしているんじゃないんですね。
では、速く走れるコツは何だろう・・・
とその時、男性がポツリ。
男性「練習は裏切らないよ」

心に響いた。

 

ゴールドコースト離陸前。