ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

ゴールドコーストで民泊13 真剣勝負な番組好き!

民泊先のカップルはテレビ好きだってことはわかりました。
いったい何に夢中になっているだろうと思ってテレビ画面に目をやると、なんとなくどこかで見覚えのある映像。もしかしたらカンタス航空でオーストラリアから帰国するときに、テレビ番組の紹介をやっていたことがありましたが、なんとなくとっても似てる。

 

どんな番組かというと、昔日本で流行った「料理の鉄人」のような番組
(といっても、見てなかったので、あまり正確ではないかもしれませんが)
料理の審判役でもある、とある俳優が、あるお題を出して、優秀なシェフ2人を競わせる斬新な番組でした。
それがいろいろなアレンジを経て世界中に広がり、ここオーストラリアで別の形態となって番組化したようです


最初、シャワーを浴びる前にテレビをチラッと見て、シャワーのあとにほとんど後半を
一緒に見ることになりました。

 

ところで、今の日本のテレビ番組は、CMのスポンサーがあまりお金を出さなくなったのと、ギャラの安い芸人を多用することで、バラエティー番組だらけになってしまいました。
お笑いを別に非難するわけではありませんが、真剣勝負の、緊張感のある番組がなくなり、つまらなくなった一端もありますね。
バラエティー番組の中でも、例えば、料理のできない(またはやったことにない)タレントが出てきて、料理を作らせるとどんなひどいもの(または予想外によくできたもの)が出てくることを面白がらせる番組が放映されている一方、オーストラリアで見た料理番組はまったく逆の、「出演者の真剣勝負」の構成でした。

 

こちらも審査員方式なのか、料理評論家か、プロの料理人なのかわかりませんが、数人で審査員のような役割の人が番組の進行をしながら、勝負しているシェフたちの評論を行う。


一方、審査される側のシェフたちは全部で8人。
制限時間60分以内に創作料理を作り上げない(しかも3種類以上)といけないらしく、あせりと創作力を緊迫するスタジオを通してはらはらどきどきを画面を通して視聴する
うーん、そんなにプレッシャーを与えて、いい料理できるとは思えないだろうけどなあ、と思いながら、ケイティーとマルセロは、面白い、面白いか?と相槌を求めるように何度も目配せしてきました。


8人のシェフたちは、これまでの生い立ちと、スタジオで審査される心構え、緊張度合い(心情吐露とも言うかな)を見せつつ、焦ってうまく料理できずにいらいらしながら、進行が進んでいく。
助手もいないし、評論家はあおるし、そもそも時間がないしで、参加者ほぼ8人全員が「すごい料理が完成」とはとても至らないものの、試行錯誤しながら料理の途中途中で悩んでいるのがとっても新鮮!


これが、日本のバラエティーだと「何ができるかなあ、まあいいか」で終わってしまうところ。お笑いとなれば、なんでもありの日本。でもそれでも視聴率が良ければ許されます。

 

さて、民泊先では、残念ながら、彼らのテレビで、しかも最後まで番組を見ることができませんでしたが、見ていてなんとなく思ったのは、8名のうち代表の1人が有名レストランかどこかで働くことになるんだろうと。
だから、全員が真剣勝負だったのかもしれません

 

こんな緊張感ある番組、最近日本ではないですねえ

 

真剣番組については、続く。。。