オーストラリアの働き方について書いている記事がたくさんありますので、その1つだけをピックアップします。
オーストラリア人と日本人の働き方を比べてみました | LIZ's English Lesson
簡単にまとめると、優先順位を何にするかにより、仕事への取り組みが変わってきます。
オーストラリアの場合、よ「生活大国」だと書いてきましたが、生活大国=家族、友人を大切にして、時間を作ることを優先するんだろうな、と感じています。
方や日本人の場合、生活を「守る」「養う」大儀があって、そのためには多少の犠牲をしても仕事を優先させる、と感じています。
もっとも、仕事を優先させようとジャパニーズサラリーマンが常日頃から思っているわけではなく、生活習慣の中で、それが1つの歯車になっているんだと。
例えば、自分の場合は営業ですが、お客様のご要望には100%、または120%応えるのがミッションだと言われてきました。
そうなると、金曜の夕方に、お客様から「月曜の午前中には何とかしてね」
といわれれば、なんとかするのが仕事だと思っています。
それができなれば仕事が来なくなる、または競合に取られてしまうからです。
一方、お客様もお客様で、仕事を出すほうが圧倒的に「優位な立場にある」と思っているんでしょうね。それも普段から思っているのではなく、歯車の1つ。
だから、金曜の遅い時間に平気でお客さまは仕事を依頼し、それをまた営業マンはその仕事を請ける。
今週からプレミアムフライデーが日本で始まりますが、この連鎖を断ち切らないと、オーストラリアのようなフライデーは訪れないでしょう。
一方、オーストラリアでは、金曜の午前中から依頼されていても翌週の締め切りの延期をしてくることがあるとか。受けるほうも仕方ないと思っているのか、延期依頼を受け入れるとか。
このあたりの文化の違いが、金曜午後の扱い方、ひいては生活大国になれるかなれないかの差なんだろうな、と明日迎えるプレミアムフライデー前にひしひしと想いに浸っております。