ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

タスマニア 一味違うオーストラリア ウオンバットにもっと大遭遇

世界遺産に指定されていて、タスマニア隋一の観光スポットにもなっている、
クレイドルマウンテン。
ここでのウオンバットの遭遇率が高いことは前に書きましたが、その続きです。


前日、雨の中夕方到着したクレイドルマウンテン。
さて、目的のトレッキングの朝、昨日までの雨はうそのように晴れ上がり、
絶好の行楽日和になりました(と、タスマニアでも言うのだろうか)。


というのも、山の天気は変わりやすい。
ましてタスマニアの山の中。
1週間のうち、ほとんどが曇りか雨で、1日晴れ間があればラッキーと思って!
と事前に言われていただけに、雲が無いなんて、ラッキー以外になにものでもありません。
一応出発前にビジターセンタ寄って、山の天気概要が書いてある掲示板(数日キャンプしながらトレッキングする人たち向けの天気予報になります)を見ても、夕方遅くまでは晴れていることに。
ただ、山の天気は変わりやすい。さっそく出発。

 

ここではウオンバットの遭遇の話なので、ウオーキングについての感動は別に譲るとして、昨日下見を兼ねて、ウオンバットとも遭遇した、「ローニークリーク」にクルマを止めてからスタート。
夜行性の有袋類は朝活動していないことは知ってましたが、前日見ていた糞が朝には10倍以上発見。

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ああ、こんなに夜活動していたんだな、と勝手に創造しながらウオーキングを一周していたら午後に。

昨日とは逆に、山側から駐車場に向けて、遊歩道(ボードウオーク)を歩く。
昨日と同じ場所でウオンバットを観察できればいいなあ。
でも、午後3時台のこの時間に、ウオンバットはまだ寝ているかな。
と思っていたら、早速目がいい子供たちから
「あ、遠くで動いているのは、あれはウオンバットじゃない?」

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どれどれ、と指差す方向を見ても、動いている様子までたどり着けない。
子供と違って、年々視界が狭くなっていく大人。正直老いを感じてきたなあ。

視界を遠くに絞っているうちに、オンバットが数匹、もさもさとえさを食べているのか、ゆっくり動いている姿が見えてきた。あー、いるいる。まだ日が高いのに、いるんだねえ。

何匹か確認でき、大満足な我々ファミリー。
遊歩道のカーブをいくつか曲がった後にそこには思わぬ光景が!

たぶん、昨日の場所でしょう。
遊歩道の目の前に、ウオンバットの背中をなでなでしている外国人カップルの姿が。
あれ、もしかしたら、昨日我が家が触っていた同じウオンバットじゃないの?

あまりに近くにいるので、外国人カップルがいなくなるまで少し待つ(1分くらい)。
そして、早速背中を触ろうとする子供たち。

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触ろうとした瞬間、ちょっと歩き出したけど、本当に逃げようとしているんじゃないですね。
次のえさを求めて歩いているだけでしょう。

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まさか、2日続けて同じ場所にウオンバットがいるなんて。
しかも今日は晴れ。邪魔な傘もなく、陽を浴びて、ウオンバットの茶色いふさふさの毛が少し輝いている。

時間はあまりないけど、触れるのは今日限り。
ま、昨日も十分に触ったから、長居することはあまりなさそうですが、我々大人も、脳裏に焼き付けるごとく、じっと眺めることに。どちらかというと写真よりも大事かな。

ああ、「もって帰りたい。」と子供がつぶやくほど、愛くるしいウオンバット
この場所には来ることはほとんど無いだろう(と昨日も書いた)。

 

さあ、もう満足したかな?
オンバットにさよならを言って、帰りましょう

 

と、このときもまさか次に想像もしてなかった展開が待っているとは誰も知らずに。

 

写真 2017年3月30日