先日6月3日の八王子大学セミナーハウスで開催された、日豪合同セミナー。
ここでは大学教授や、オーストラリアに駐在の経験のあるマスコミ関係者や、旅行業界の関係者ももちろんですが、オーストラリアでものすごい経験を積んだ方もいらっしゃいました。
そのうちの1人。
先日のテレビ放送「世界の日本人妻は見た!SP」
で、半年時期の違いを利用して、新そばを作って、日本に出荷されている、そば農場を紹介されていたコーナーがありましたが、記憶に残っている方もいるでしょう。
そのオーナーである社長が、なんとこの八王子の日豪合同セミナーに出席されておりました。
しかも、ワインパーティーの始まる前の夕食の時間帯。
(大学生向けのセミナーハウスなので、学食のように小皿などを自分でカウンターからピックアップして、いかにも大学の学食にありがちな長いテーブルに持ち寄って、みんなで一緒に食べる形式です。懐かしの大学生活復活!)
夕食を一緒に取っているメンバーの中に知り合いがいたらしく、いきなり本人が来るではないですか。
そして、空いている自分の前の席に座ると、(確か夕食時に飲んではいけないはずの)ビンビールを持ってきて、勝手に開けて飲んでいるし!
いきなり豪快!
でも、実業はもっと豪快でした。
日本人として初めて南半球で新そばを作るのに、約30年掛かったそうです。
気候が変わりやすい。一瞬の天候の変化で根が全部腐って全滅したことも。
鳥対策のために、専用のネットを特注で作ったところ、それだけで数億かけたことも。
同じ場所でもたった1メートルの高低差があるだけで気温も変わり、栽培出来不出来が変わってしまうことも。
気温の高い地上1メートルの空気を下向きの風を送る扇風機で地面の温度を上げるセンター設備をこれまた数億の設備を投資したこと
そして、いまや東京ドーム10数個分のそば畑で、日本に新そばを送るビジネスで大成功を収めたんだから、武勇伝以外でも何者でもありません。
自分がやっていることがとっても小さく見えてしまいます。
それにしても、やっていることがすごいことに出会える場。
生きてて良かった!と思える1日でした!