ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

タスマニア 一味違うオーストラリア いたるところが絶景地 フレシネ国立公園2

 

 国立公園でウオーキング、トレッキングをする際、何に一番左右されるか?
それは天気。
天気はこちらでは決められません。
タスマニアの山間部では、1週間に1日か2日、晴れたらラッキー
と思うくらいの覚悟で行くよう、事前に言われていただけに、フレシネ国立公園でのウオーキングのとき、雲がほとんどないほどの絶好の天気は、もうラッキーどころではなく、神の仕業かと思うほど。

それでも、夕方になれば天気が急変することもあるので、朝早い時間から山登りをするのが全世界共通の認識でしょうか?

 

それはさておき、既にお昼の時間になっているので、とっとと登らないとランチにもありつけなくなる。
体力と、そしてなぜか空いている登山道がすいすい通れるうちに、がんがん行かないと。

フレシネ公園の一番の絶景ポイントといえば「ワイングラスベイ」。どうも世界中のガイドブックに書いてあるのか、観光客の数が半端じゃありません。

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トイレの裏手がそのまま登山道の入り口。誰もが通る場所にこの看板が。

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ルートはシンプルなので、迷うことは絶対無いでしょう。
それにしても、地元オーストラリア人よりも外国客のほうが多い(ただし、日本人は圧倒的に少なく、この日のフレシネ国立公園では一度も日本人とすれ違いませんでした)

そして、各国のガイドブックには何と書いてあったのか知りませんが、老若男女を問わないこと
特に中国人をはじめとしたアジア人の老人率の高いこと。いや、健脚であれば年齢の問題ではありませんよね。
ただ、登山道のコーナーのそこここにお年寄りが休憩されており、とっても目立っておりました。
それにしても、元気さには我々も学ばなければなりません。

ワイングラスベイを拝めるまでの登山道は、おかげ様で急な上り坂や、危険な箇所はほとんどなく、整備されていること

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かといって、ここはオーストラリア。周辺には自然しか見当たらず。都会の中の人気登山、高尾山などとは全く違います。
コーナーごとにあがっていくと、海側の風景(海が見えるんですよ!)、山側の風景が大きく変わる。

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木立を抜けるたびに全てが撮影スポットだなんて、なんともうらやましすぎます。
が、登山に集中しないと遅れるので、撮影はほどほどに(上りながらずっとビデオを撮っていたつわもの旅行客もいました。頂上まで途切れずに撮影したのかなあ?)。
それに、我が家は子連れだから、子供たちの動きにも目を光らせねばならない。
柵を越えて谷を覗き込むとか、男の子だったらやりそうなことだし。

 

絶景ポイントと思われるところは、さすがツーリストへの配慮が万全。きちっとしたビューポイントを設けるところがオーストラリアのおもてなし上手。海が見えるところは本当に気持ちが良い。

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頂上が近づくにつれ、大きく変わったこと。

木立となっていた緑が圧倒的に少なくなってきたこと。
その代わり、岩がむき出しに。それも尖がったり、割れていたり、と奇岩の数々。

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これも子供たちにとっては格好の遊び場になっています(他の国の子供もやっぱり遊んでましたが、大学生よ、お前もか!)。

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そのようなコーナーが頂上に近づくにつれ、そこかしこに現れては消え、その繰り返しを何回か経験したところ、いよいよ頂上らしきオーラを感じました。
いや、単に外国人の密集度が高まり、若者の雄たけびが聞こえただけでしたので、だれでも分かるよね。

 

短くも濃い登山の楽しみも、頂上まであと少し。

 

2017年3月29日