ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

タスマニア 一味違うオーストラリア いたるところが絶景地 随一クレイドルマウンテン6 登山

タスマニアの絶景景勝地クレイドルマウンテン散策。


国立公園入り口から一番近いroony creekからウオンバットプーから、これまたほとんど全ての観光客が訪れるといっても過言ではないダブ湖を目指す、ウオーキングはそれなりに楽しいコース。
でも、晴れていたら、もう少し高いところに登って、眼下にダブ湖全容を見てみたいと思ってくる。
そこで、ある程度まで登ったら、途中で降りるつもりでもう少し登ってみよう。険しい山道ばかりではないので、結構いけるところまでいけるルートがあります。

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まだ「軽い」登り斜面。

実際、ウオンバット プーにたどり着いたとき、はるか先の登り道を白人系の10歳くらいの子供たちが軽々と登っている。
ということは、親が一緒にいることは間違いなく、「大丈夫だ」と判断したんでしょう。子供は元気だから、軽々と行ってしまうんですよね。
その一方、どうみても健脚には見えませんが、70歳台くらいの老夫婦がこれまた進んでいるのかどうかわからないペースでゆーっくりと山を登っている。

こちらはどこかで引き返すつもりなんだろう。
それでも、景色がある程度眼下に見れるなら、それでもいいか。では、我々も先を考えすぎず(且つ無理せず)登ろう!

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三叉路の高台まで
クレイドルマウンテンの地図には、本格的登山ルート「クレイドル山」までと、途中でダブ湖に下がっていくルートの二股に分かれる高台ように思える地点を発見
ここならサンドイッチ(自家製?)を頬張る場所もありそうだ。そこまで目指そう。
登山開始で、いきなり難易度が上がる。

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石ばかりの足場になり、急斜面が至るところに顔を出す。
これが雨だったら濡れた岩場で登るのにも難航するだろう。そういった意味であくまでも天気であることが最重要になってくる。
そらを見渡して、絶対に雨にはならないと確信し、改めて安心して山登りができる。

とはいうものの、さすが山岳地帯、簡単な山登りで済むわけがありません。

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ところどころで休憩をとっている老夫婦。
息が上がってかなりきつそうな肥満型タイプの人。
装備無視なのか、スニーカー、サンダルじゃないの?と思えるような軽装で来たカップル(外人ですが)。
出来るところまで登ってきたから、どこかで帰ろう、とかなんとかしゃべっているんじゃ(勝手な想像です)。

 

そういう我々は、逆に山は寒いことを想定し、ダウンジャケットを持ってきましたが、これが荷物になってしまいました。
子供たちは「暑い、暑い」といいながら汗をかき始めてますが、荷物を増やすわけにも行かず、着れるだけ着続けさせました。
荷物は軽いに越したことはありません。
それでも、自分の体重自身が荷物。
登るたびに体力消耗がひたひたと近寄っています。

登りのピーク 鎖
最大の難所は、鎖を使う登り坂。
大人は鎖に体重を預け、全て手で支えるから大変。
鎖の登りの前で諦める老人が増えて、少し渋滞が発生していますが、若者だって荷物を背負っていれば、かなりの重労働。

景色は、ダブ湖とは反対。けど、眼下には別の湖があるので、それを眺めながら楽しめます。

鎖を手放したら、まっさかさまに下まで落ちてしまうような場所でもなく、岩の間を縫うような感じ。

 

まあそれでも、岩に足をかけ、急がずにゆっくり足をあげれば、あら、思っていたよりも短い時間で上りきってしまいました。
計っていないので正確には覚えてませんが、多分5分くらいでしょう。
それに、上りきったら視界も開け、力も沸いてきました。

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多少なだらかな勾配を歩いているうちに、三叉路に到着。
ここにきて、かなり多くの湖が真下に見えます! もちろん遠くの山々も。

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そして歩いてきた道も。

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風もほとんど無風に近く、相変わらず空は晴れている。
こんなラッキー続き、早々ないんじゃないかな。

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「次、どうする?」「もう戻る?」

「せっかく来たし、天気もいいからもう少しだけ登ろうよ」

「でも疲れた。じゃああと少しだけ」

その少しが思わぬ展開になろうとは、このときは全くわかってませんでした。

 

写真:2017年3月29日