(今回は、ゴージャスに文章だけ・・・)
「タスマニアでワイナリーに行くんだったら、ジョセフ・クローミーに必ず立ち寄るように。」
このようなフレーズ、タスマニアに向かうまで、日本にいるときに何度このせりふを聞いたでしょうか?
理由は
・レストランはタスマニアのシティで人気のレストランと比較してもそん色ないほどとてもレベルが高い。
・ワインの質は、タスマニアでも恐らく最高のクラス。
・抜群のサービス。
ああ、こんなこと言われても、子連れ旅行、ファミリーで楽しむようなところじゃないなあ。
もうちょっとカジュアルでもいいんだけど。
そうはいっても、子連れであっても、やっぱり一度は訪問しておきたい、ジョセフ・クローミーのワイナリー。
第二の都市ロンセストンのシティから空港を通り越して、約20分の距離に位置する。
(空港からだと、もっと近いです)
ワイナリーに到着してすぐにぴんときました!「オーラが違う」。
誰かのオーラを完全に受けています。しかし、それが誰だかはわかりません。
恐らく一代でタスマニアでもっとも有名にした、ジョセフ・クローミー氏、本人なんでしょう(お会いしたことはありませんが)。
ドアセラーに入ったら入ったで、また高級感漂う、建物とディスプレーに
「これは明らかに場違いなところに来てしまった!」
そう思うまもなく、スタッフが話しかけてきた。
「いらっしゃいませ」
あれ、日本語。顔も日本人ぽい。
そう思いましたが、流暢な挨拶をしてくれたスタッフは、なんと韓国人。
英語、日本語を少々(いや、かなり)の3カ国語を操る、若い才女がフロントを仕切っているなんて。
なんと懐の深いオーストラリアなんでしょう。
さらに、ジョセフ・クローミーで提供されているサービスの説明に、「ここは中世の貴族のお城か?」
行ったことも聞いたことないけど。
そのサービス
・○○に開始するランチのメニューの説明。
内容がすごくで、開始時間の記憶も吹っ飛ぶほど。
・「今夜ここでコンサートがありますが、時間があればいらしてください」
野外か室内か、有料か無料かも忘れてしまうほど、コンサートが充実。確かクラシックか。
そして。
・奥が庭園になっているので、ご自由にどうぞ。
これならゆっくり、いや少し高級感から距離を置ける。冷静になれる。
ということで庭園に繰り出すと、十分に整理された人口の池(対岸が少し見えないので、巨大な池です)に泳ぐ水鳥にえさを与えているような係員が。
庭園から池に続く、ゆっくり坂を下った先に見えてきたのは、「チャペル」。
え?? もしかしたら、この庭園、じゃなくて、ワイナリーでウエディングもできちゃうの?
これはただの庭園ではなかったのだ!
(離れにはいくつかの建物が点在していたのを記憶していますが、今思うとウエディングに出席した方々の宿泊施設だったのかも)
あまりにスケールとレベルが高いので、気持ちを落ち着かせたい、と思った矢先
。子供たちが先にくつろいでました。
・そのまま横になってもくつろげるクッションが4人分。
それは夕日の方向に向かって、そしてサイドテーブルにワイングラスを置けるように。
そうか、ワインを飲みながら、談笑しながら。時には昼寝をしながら。
一日を過ごすんだなあ。
確か、デビルス・コーナーのワイナリーでも見た光景がデ・ジャブー。
朝10時半にして本日のワイナリー1軒目、早くもタスマニアのワイナリーにがつんとやられてしまいました。
そして、心臓どきどきの連続で写真も撮ることさえままならなかった1軒目でもありました。
記事:2017年4月2日