アルコール提供の場で子供が遊べるなんて、と思うなかれ。
ワイナリーにはツアーかクルマでしかいけないところばかり。
農場を回るようなものですから、当然クルマ前提です。
欧米では、ワイナリーにファミリーで連れ立ってくるなんてことは普通です。
むしろ、日本のように社員旅行の一環で家族なんか差し置いて会社員だけで(特に海外の場合)ワイナリー巡り、
なんていうものもあります。日本のほうが全然遅れている!!
但し、ワインをテイスティングをする場テイスティングできるに子供がいることはいただけません。
そこで、広いワイナリーの一角、といってもテイスティングできるドアセラー(ショップの建物)の目の前にこじんまりとした芝生を植えて、子供たちが遊べる遊具なんかを置いて、「放し飼い」できるのもおおらかなオーストラリアだからこそ。
今回は、そんなワイナリーに1軒遭遇しました。
こちらもロンセストン近郊(シティからクルマで15分程度。ほとんどシティの外れ)
ティマー・リッジ(TAMAR RIDGE)
にお邪魔しました。
ちなみに、このワイナリー。入り口が幹線道路沿いにありますが、かなり急な坂道を登ることになります。
そんな幹線道路(田舎の旧道みたいな感じ)でも減速して70キロ(時速ですよ、もちろん)の看板が見えています。今考えても恐ろしいスピードだこと(笑)。
時は夕刻。あと1時間で閉店、シティーに戻る前にもう1軒のところに遭遇。
テイスティングコーナーに入った瞬間、目の前に広がる広い緑の庭。
目の前には欧米の子供が遊んだと思われる、遊具が散乱。
早速目に入ったわが息子たち。
まずは、無難にラグビーボールとバスケットボールを使って、兄弟仲良くキャッチボール。
すぐに飽きたのか、5分後には、オーストラリアで流行っているのか、日本の縁日でお世話になった「輪投げ」。
1枚の板に9本の棒が立っていて、子供たちは嬉々として棒に向かって輪を投げていく。
板が数枚あったお陰で欧米の(幼児?)子達と取り合いになることもなく、我が家でもひたすら輪投げを始めた。
(そのすきに親たちは優雅にひたすらテイスティングを始めた)
輪投げに飽きたらしく、次はなぜかこれも日本でブームになったフラフープが。
大小5-6種類はあったのか、年齢に応じてフラフープが出来る。
途中、アジア系の大学生の若者4人があとから芝生に入り込んで、フラフープをやり始めたので、たぶんアジアでもメジャーな遊びなんでしょうか?
5分ほど興じたあと、アジア人学生たちは早々にワイナリーを引き上げて行きました。
ああ、また静かになった。
と思ったのもまたまたつかの間。
今度は次男が、フラフープを遠くに放り投げ、フラフープが転がっている間に、まるで猛獣のような気分になってその輪の中を潜り抜けようと一人遊びを始めた。
その間も大人たちは優雅に優雅にテイスティング。
しかし、欧米の大人たちの視線がなんとなく芝生に向かっているので、私も気になったが、目線の先にはフラフープと戯れる次男の姿。
いったい何をやらかしたのか今もって分かりませんが、なんだかとっても恥ずかしい思い出となりました。
あれ、テイスティングがどんなだったか、忘れてしまったよ。
とにかく、オーストラリアでワイナリーに子連れで参加しても、十分に楽しめる仕組みがありますので、「安心してください」。
写真:2017年4月2日