ラスト5キロは、もうアップダウンがありません。
最後の給水所と簡易トイレポイントを通過する
最後に上り坂が残っている、メルボルンマラソンや、パースマラソンに比べると、恵まれているかも。
このオブジェは最近のものらしい
何度か上に、下にと通ってきた、ハーバーブリッジ。
全身疲労で腕も上がらず写真もぼけてしまってますが、ハーバーブリッジを渡った先左側にあるルナパーク(遊園地)前が、今朝のスタート地点でした。
全面通行止めの中、ハーバーブリッジを渡ってこれたことは一生忘れないだろう。
真下をくぐったときの、海と空の青さの中に、白く輝くオペラハウスだって想い出としては忘れることはできない。
海沿い。遠方にはオペラハウスが見えている。
あれがゴールだから距離もなんとなくわかり(けど、なかなか近づいてこない)。
もはやだれでもわかる有名どころをひとつづつ走る。
まばらだったロックスの観光客は、日が高くなるころにはいつの間にか人だかり。
サーキュラーキーの、フェリー乗り場の雑踏の中を走る抜けることはできないが、真裏のアルフレッドストリートをひた走る(もはや38キロ以降は、せいぜい早歩きレベル)。
サーキューラーキーに向かう多くの観光客が渡ろうとしている横断歩道で、ボランティアにストップを掛けられる。
人だかりが一層増える。
応援の声がますます増える。
ああ、やっぱりオーストラリアのスポーツは参加者と街と、多くの人々と一体となっている。この感覚最高!
アルフレッドストリートからいよいよクライマックスのオペラハウス前。
最後の左折をしたら目の前には海、ハーバーブリッジ、後方には通貨してきたサーキューラーキー。
それに柵に群がる沿道の人々と、行き交う観光客。
残り500メートルくらいだろうか。
途切れない高級レストランで、ランナーを待つひと(この中には私を待ってくれている人もいた!)、関係なく応援してくれるひと。
マイペースでコーヒーを飲む人。
最後に緩やかに大きく左側に楕円のように曲がると目の前には大きなオペラハウスが出現!
目の前にはゴールが迫る。
ゼッケンに書いてあった、名前(アルファベット)を見て、名前を大声で呼んでくれるオージーたち。
中学生くらいの子からお年寄りまでハイタッチしてくれる人たち。
ゴール直前には、多分20人連続ハイタッチをしてくれた。
温かいそれぞれの手のぬくもりを今でも思い出す。
スタート時に盛り上げてくれた、古舘伊知郎ばりの迷スピーカーがゴール前で響いている。
もう目の前はゴールなのだ。
朝7:10寒い中スタートしたこの日。
お昼前、最高気温を感じる。長かったようで短かった半日のイベントが間もなく終わる。
ゲートをくぐってゴール。
周りではみんなの健闘を、ランナー同志、ボランティアからの声掛け、沿道からの拍手とともに、また人生で楽しい思い出の1ページが自分の日記と記憶に追加された瞬間だった。
それにしても、この写真に移っているサーフボードを抱えたAussieの若者。
追い抜いた記憶はないんですが、サーフボード抱えてフルマラソン。しかもサンダル。
すごい人が真後ろにいたもんだ!
写真:2018年9月16日