なんとなく落ち着くので、ついつい入り浸ってしまうところってありませんか?
誰にでもありますよね。
どこでも同じはずなのに、いつも同じカフェの店舗に行ってしまったり。
用はなくても本屋に長居したり。
買わないのに雑貨店を出入りしてしまったり。
これらが全部そろっているショッピングセンターには欠かさず行ってしまったり。
超短期旅行だったのに、4日連続で行ってしまったところがありました。
先ほども登場した、QVB、正式名称クイーンビクトリアビルディング。
1898年建造のビクトリア様式の建物なので、外見はとてもとても歴史を感じます。
ところが館内に入ると一転。
絢爛豪華なステンドグラス、世界最大級の釣り鐘式の時計。
そして、お洒落に改装された各ショップの内装。
初日は、QVB隣のシティーホールに用事があったため、QVBは1Fを素通りに近かった。
陽が射すか射さないかだけでも色合いが大きく変わるQVB
それでも、そこにいる人たちの雰囲気がなんとなくお洒落で、そして外よりも時間がゆっくり流れている(ような気がした)
なぜかそのような空気にひかれて、2日目以降もふらふらと立ち寄ることになろうとは。
(同じ空気は、シドニーの至るところにあるはずなんですけどね、不思議なものです)
2日めも忙しかった。
シドニーランニングフェスティバル参加のため。
そしてディナータイムは打ち上げと地元シドニー在住の日本人との飲み会があるため。
泊まっていたシティー中心のタウンホールから、打ち上げ会場のロックスまでの移動の時、QVBを通過。滞在時間2分といったところか。
それでも、ふらふらと誘われて、建物に吸い込まれた。
そして3日目。
この日も朝から予定があり、シティーの外れにいた。
この時は同行者含め5名いた。
しかし、夕方16時にはシティーに戻るとどういうわけか、カフェで休憩するだけなのに、わざわざQVBに立ち寄ることに。
一体どうしたんだ。みんなも。
と思っていたら先頭がみるみるQVBに吸い込まれ、自分が最後尾についてだけ。
それはともかく、ようやくじっくりとQVBに浸る時間ができた。
あ、いやカフェでゆっくりするだけなんだけど。
夜のロックスでの飲み会からシティセンターまでの歩いての帰り。
営業は全て終了していたが、煌々とライトで輝いてました。
すっかりQVBの魔法にかかってしまったみたいです。
いや、熱病かな。
そんなところって、皆さんにもありますよね?
最終4日目
今日は帰国日。夕方には空港には到着しなければ。
それまであちこち歩いて、お土産買って、食べないものを食べて、ゆっくりカフェして。
あれ、どうしてなのか、またQVBに来てしまいました。
なんでだろう・・・
4階の最上階のカフェ。時間は4時を過ぎているが、20人は座れるが、2,3組しかいない。
他にも4階にはカフェが数店舗あるが、どこも似たようななので、1つに決めた。
観光客のほとんどは1,2階どまりで、3階以上足を延ばすことはないのだろう。
メインは階段。欧米のお年寄りには足が上に向かないか。
階段で駆け上がったり下りたりしているのは、もっぱら子供たちでどこの国も一緒だな。
それに今日は火曜日。平日真っ只中で、ゆっくりできるシドニーっ子はまだいないか。
店内は装飾は施され、100年前にスリップ。
一人ゆっくりケーキセットをほおばりながら、窓の外を眺める。
もうじき夕暮れで、帰国の時間。
窓の下では路面電車の工事中。
次回にシドニーを訪れたときは、開通しているといいな。楽しみが増える。
4日間でQVBに費やした時間はわからないが、まるでいずれどこかで働くんじゃないかと思えるほど、館内を行ったり来たりしたものだ。
次回のシドニー訪問ですか?
またQVBに来ますよ。当たり前じゃないですか!
その時は、
「ただいま!」 でしょう。
写真:2018年9月15-18日