マーティンプレイスには、古い建造物好きにはたまらない、非常にきれいな建物が目白押し。
ストリートだけ見るとわからないが、空を仰ぎ見るとオーストラリアにいることを忘れてしまうほど、ヨーロッパの町並みに紛れ込んだみたいだ。
そのうちの大きな建物が威風堂々と目の前に立ちはだかる。
場所はシドニーのマーティンプレイス。
100年以上前からあると思われる、巨大な建物。
オーストラリア4大銀行のうちの1つ。コモンウエルス銀行。
クラシックなデザインに往時を偲ぶ
以前は一体何だったんだというほど、外観の整備がとても行き届いたゴシック建築。
そして内装は、最先端のインテリアとは裏腹に、これまた中世の趣のある建築様式が、
まるで現代風にアレンジしたかのように、スタイリッシュに蘇る。おそらく最新のITが建物内に埋め込まているものと想像する。
そんな勝手な妄想はともかく、銀行だと言われなければ、劇場と間違えてしまうかもしれません。
それにしても開店前にきてしまったから、中はよくみることが出来ません。
まあ、もっとも開店してからも用事がない限り中に入ることもないし。結局は同じかあ。
でも、意外とこういうところからゴシック建築の興味が湧いてくるのかもしれませんよね。
日本でゴシック模様の建造物があってもなんとなく街に溶け込めないように思えます。
しかし、新大陸のオーストラリアでは、ゴシック建築の建物が街に溶け込んでいるのはどうしてでしょうね。
この謎にはいずれ迫ろうとは思っています。
銀行の建物という話だけだったのに、ずいぶんといろんな夢が膨らんでしまいました。
写真:2019年9月17日