オーストラリアが好きで、何度もツアー旅行している中で、特に忙しいビジネスマンは主にオーストラリアのシティでの宿泊になるかと思います。
まあ、日程が厳しいとどうしてもしかたありませんよね。
実は、そういう自分も、2泊4日のゴールドコースト、3泊5日のメルボルン、4泊6日のシドニー(つい最近の2018年)と、弾丸ツアーをやったことがあります。
そうなるとシティー以外でどのかのホテルに泊まるなんて手間のかかることはできないから、シティーからの移動は絶対むりむり!
オーストラリアの魅力は、シティーではなく、郊外の大自然にこそ広がっていることは何度も書いてきました。
そして、それはそのまま大自然の「何を堪能するか」につながっていきます。
大自然、、、最も広いのは海、そして広大に広がる台地が思い浮かぶでしょう。
忘れてはならないのは、空です。
日中、高く日が昇るとひたすら暑い夏のオーストラリアに加え、冬でも暑い。
日中の空はあまり恩恵を感じませんよね。
もちろん、その恩恵を最大に感じるのは、星空を感じる夜。
日本でもそうですが、夜空に星空を見るには明かりの多い都市では今一つでしょう。
オーストラリアでも同じです。
ただ、日本と最も違うのは、オーストラリアの場合、車で15分も走ると、ほぼ郊外に出てしまうこと(一部東海岸沿いのルートを走る場合、例外がありますが)。
もっとも、最大のポイントは郊外までの距離、時間ではありません。
日本とは真逆の南半球。日本で見える星が違います。
ここでは詳細は省きますが、まずはなんといっても最大の星、南十字星が見えます。
その輝きも感動ですが、それよりも夜空全体が星に囲まれている、星の数が圧倒的に多く見えるのが最大の魅力でしょう。
それを一番に感じたのがミルキーウェイ。日本名では「あまのがわ」。
みなさん、ご存じですよね。
そのミルキーウェイ、そこ場所だけ星の密度が凄く、まるで隙間がなく見え、しばらく見続けているとまるでゆっくりと川の水が流れているかのよう。
太古の時代から人間は夜空を見続けてきたんでしょう。だからミルキーウェイという名前になったのも、見れば理解できます。
更に、初めて見たときには超びっくりしたのが、あまりに多い流れ星。
日本では、たまに流れてくる流れ星を見つけられると「超ラッキー」なので、願い事がかなうと長年信じられてきたくらい、出会う確率がものすごく少ない(希少価値が高いんですね)。
はじめてオーストラリアの夜空に満天の星に驚き、クルマを止めてひたすら20分星を見続けたのは、西オーストラリアの州都パースからクルマで30分以上離れた1号線のフリーウエイ。
1分に1個以上は流れ星を見たんじゃないかというくらい、どこからともなく降っては流れていく。
こんな素晴らしい夜空を一度は子供に見せたいよな。
数年後、今度は南オーストラリアの最大級の観光地、カンガルー島の対岸の街(といっても町はなく、コテージが2か所あるだけ)ケープジャービスという超が3つくらいつく田舎町で、コテージに夜中にたどり着き、ふと見上げた夜空。
そこには5歳児の幼児だった息子の眠気が一気に吹き飛ぶほど、星空の間を無数の流れ星が流れていきました。
観察すること30分の間、興奮した息子からは「あ、流れ星。あ、またあっちでも流れ星!」と叫び続けるのでした!
(いい加減、寝かせないと)
残念ながら、子連れ旅行にかさばるカメラセットは荷物になり、なくなく家に置いてきてしまい、写真は1枚もありません。あっても撮れないかもしれません。
けど、写真はなくてもいいです。あの満天の星空が心に張り付いてたまに星が流れればいいんですから。
今度は誰に見せようかな。