選挙の投票率を単純に国民性の一言で片づけて欲しくない。
選挙をするためには、それなりの仕組みが必要。
特に、投票率は先進国ではどこも下がっていてきており、民主主義の根幹が問われているが、それを工夫している国の1つが、オーストラリア。
この工夫を知れば知るほど、日本がいかに遅れているか(それも情けないほど)、実感できる。
・投票しないと罰金を払うことになる。
・投票所に行けば、BBQや子供が楽しめる遊び場がある。
・土曜の午後に選挙に行って、日曜日は休める。
・いろんな場所で選挙ができる。
以上を実現したのはオーストラリアだ。
前回5月にあったオーストラリアの総選挙については、こちら。
結論からいうと、オーストラリアの投票率は常に90%以上。
確かに、罰金20$(約1600円)払うなら、投票用紙に書くことに越したことはないですよね。
日本でも導入すれば、たくさん罰金を取れると思いますが、1600円程度だと払える人が
多いから、10倍の20000円にすれば、少しは「投票する」気になるでしょう。
さて、今日は日本の参議院選挙。惨憺たる投票率になることは明白でしょう。
それでも、明日はまた新しい生活が始まっています。
政治の世界ではオーストラリアに大きく先を越されてしまいましたが、改善できる余地がたくさんあることが分かったと思います。