本当に乗り放題なんだって!
世界遺産ブルーマウンテンに来て乗りものに乗りまくる人なんて、いないでしょ!
いや。ここになんといたんです! われわれが👍
正式名称はシーニック・レイルウェイ のエントランス。
暇そうな係員。もしや空いているってこと??
レイルウェイって書いてあるけど、どうみてもトロッコにしか見えない。
日本でもトロッコは、芸人ネプチューンが出ている某番組のクイズ最終コーナーに出てきたり、何度もテレビ放映されている映画シリーズ「インディ・ジョーンズシリーズ」で地下の洞窟をトロッコで駆け抜けたりするシーンを見ているから、どんな乗り物かは想像できるでしょう。
でも、実際は違ってました。もっと近代的、いや、近未来的!
ひたすら来るのを待つ長い行列。我々はいつ乗れるでしょうか?
やってきました(地底の底から(笑))。
向かって左側から乗り込みますが、その前に下から登ってきたお客様は向かって右側から降ります。下りたのを確認してから、我々の前に待っている人たちが一斉に乗り込む。それも「我先に!」
一列に四人掛け。
なのに、4人家族(うち小さな子供2人連れ)なのに、2列占領している外国人の家族がちらほら。後の人なんて考えない風潮は世界的な傾向なのか。とても残念!
ということで、一発で乗れませんでした。
乗れた人たち!行ってらっしゃい!
待ち時間。そしてトロッコに乗車
待ち時間(せいぜい5分)の間の心優しい演出。
落書き用の黒板にカラフルなチョークが用意。
各国から来た人が、落書きとばかり、出身地を書き込んでいく。
日本からの落書きはどれだけあるかな?
そうこうしているうちに、トロッコが戻ってきました。
最初に乗ったロープウェイの待ち時間よりはるかに短いです。
いいね。この次にすぐ乗れる。
シートアレンジが出来る、これが近未来的なチェアだ(笑)
座席からずり落ちないように楽な角度にもできるし、反対にもっと急な角度にもできる(それじゃ落ちてしまうんじゃないの!)。これ、すごいスリルです。
遊園地のジェットコースター🎢のように、安全バーがひざ上に降りてくるわけでもない。宙返りするわけではないので放り出される心配はないが、席から転げでて怪我をしても、自己責任です。欧米人はそれくらいわかっています。文句を言うのは日本人くらいです。
と書いているうちに早速スタート。もう直後から急こう配が待っている!!
圧巻の急こう配
いきなりですが、これが最大傾斜52度のショット。
決して自分がななめな映像を作っているわけではありません。
キャー、という悲鳴よりも「おおー。スゲー(各国語)」って感じの声があちこちから。
席から滑り落ちないよう、大きな身体の人ほど目の前の手すりに頑張って捕まっている。握りしめた手を更に強く持ちこたえるため、「んー!」と踏ん張るような嘆声があちこちから漏れ聞こえてくる。
その代わりに、身体の軽い子供たちがキャーキャー騒いでいる声が弾む。
それも1分少々であっという間に終点の「谷底駅」に到着。
これ、冗談ではなく本当にそういう名前が付いている。
見よ!下りてきたこの角度!
で、乗客は一旦全員降ろされる(この時は・・・)。
こんなところになんでこんなものを作ったのか、わかりませんでしたが、ここで写真を撮って、あとで「我々観光客に思い出の記念写真を売るための撮影スポット」だったようです(笑)。
そうこうしているうちに、わずかな乗客を乗せ、トロッコは頂上駅に戻っていきました。
この後、我々は、谷底駅から10分程度ブッシュウオーキングしながら、下にひかえるケーブルカーに乗るルートで、再度頂上駅まで戻るという基本コースを忠実に守りました。
しかし・・・
このまま終わるのはなんだかもったいないぞ!
ということで・・・
営業時間17時最終の30分前。最終乗車案内が流れる中。2度目の乗車。
今度は最前列を確保できた!
早速スタート。先頭は、ワイヤーが張り巡らされたガラス窓。この後すぐに洞窟に入る。
洞窟といってもトンネルは半分くらい。あとは隙間から光が差し込んでくる!
(もう一度洞窟に入ります)
地底駅に到着。
「このままバックして戻ろう」と思っている乗客(つまり、皆さん2回以上)なのか、トロッコから降りない。下りろ、とも言われない。
まあ、これだけ空いているからか、好きなようにさせてくれた(係員の独断?)。
頂上駅まで戻る観光客もいますが、全然余裕のため、ほぼ全員、下車せず。
これはもしかしたらめったにないラッキーな体験かもしれません☺。
さあ、初めての「登り」です。もちろん席は後ろ向き。
今度は「後ろに引っ張られる」感覚。これはこれで面白い。
もしかしたら、三両編成の最後部座席に座っていたら、もっと面白かったかも。
(まあ、一応子供たちも満足したらしい)
本当は時間があったら別の席に乗って、もう1往復したかったくらいでした。
それくらい楽しい!
終了まであと10分強。お疲れの係員さん、ありがとう!
あと2往復くらいでしょうか。頑張ってくださいね!
というわけで、本当に乗り放題が出来ますし、実際1往復半(3回)乗ってきました。
バカみたいに見えるかもしれないけど、他の国の観光客でも同じことをしてましたので、我々だけがバカみたいではないですよ!
信じてくれないかもしれませんが、本当にスリリングな楽しい体験でした。
また行きたいくらいです。まじに。
写真:2019年8月13日