以前は、季節の「激しい」季節、いわゆる猛暑か厳冬の時期に地球環境の変動を感じていたものですが、最近は春夏秋冬、時期を問わず、いつでも大天災が発生しているかのように世界中からニュースが飛び込んでくる時代になりました。
もう1か国でなんとかなる時代ではなくなりました。
そんなオーストラリアも、真夏には毎年大きな山火事が起きている一方、冬から秋にかけて(最近は春も含む)、洪水も発生しています。
こちらも夏とか冬とか言っていられません。
さて、話は世界遺産ブルーマウンテンズに行ったときのこと。
そこは世界中から観光客がやってくるので、観光客目当てに商品開発(されているはず)。
しかし、他の国と違い環境保護に非常に意識が高いお国柄のため、環境保護を心がける観光客に、ちょっと心をくすぐるグッズがありました。
ストローでした。
もう去年あたりから、プラスチックのストローが海を汚すので、代わりものを開発するとか、台湾ではタピオカが穴の大きなストローでないと通らないでプラスチックの代替のものがないとか、いろいろと騒がれていたのを記憶している方もいるでしょう。
こちらのストローは、ステンレス製でした。
でも、亀の絵がありましたがどうしてか?
それは、海を泳ぐ亀が間違ってビニールを食べて(飲み込む?)しまうと、身体が浮き上ってしまうからです。
身体が浮いてしまうと何が問題かというと、海の底にある、エサとなる海藻類を食べることが出来なくなってしまうからだそうです。
それだけビニールは海洋の至るところにあり、至るところで生き物に被害を与えてきたということなんでしょう。
しかも、それがオーストラリアの身近な動物に影響があるのであれば、ますます環境保護に目を向けているのかもしれません。
このステンレスのストローがいつから置いてあるのか、わかりません。
いったい、このステンレスストロー、いつからお土産として売っていたんだろうなあ。
店員に聞こうとしましたが、閉店間際の忙しい時間帯でもあったので、ショップにはおらず結局聞けずじまい。
ああ、知りたかった!
それでも、既に商品化が終わり、実際に販売している現状を見て、日本は全く遅れていることを実感。
さすが環境先進国、オーストラリア。
まだまだ見習うことがたくさんありますよ!
写真:2019年8月13日