もう少し情報が出てきてから書こうと思ってましたが、オーストラリアに行ったことのない人には言って欲しいので、書いてしまいました。
先月1月17日、ANAとバァ―ジンオーストラリアが、コードシェアをすることを発表しました。
これは、日本からオーストラリアに行く人にとっては大ニュースです。
現在、ANAは、羽田-シドニー、成田―パースの2路線を持っています。
成田ーパースは2019年に就航したばかりですので、つい最近までは実質1路線だったようなものです。
それがここにきて一気に拡大か!
という機運の中でのコードシェアの発表ですので、もう「やっとここまで来てくれたんだ!」との思いでいっぱいです。
ところで、いったい何がいいの?
という❓❓❓疑問が頭の上をくるくると回っているでしょう
自分はアライアンスのメンバーなので、ちょっと気になる、という方、非常に朗報。
今まで、スターアライアンス(ANAが所属)しているので、マイルを貯めている人もいるでしょう。しかし、オーストラリア路線はANA便では2路線しかないし、国内線では加盟会社が1社もなし。
しかし、今回のコードシェア化により、ANAから提携先のバァ―ジンオーストラリアに国内線が引きつげ、利用が格段にアップすることが期待できます(ただし、今回の発表までだとバァ―ジンオーストラリアのスターアライアンスの加盟まで踏み込んだコメントは無し、今後期待しましょう)。
もうこれだけでも十分でしょう。
一方で、JALとともに安定した路線を敷いてきたカンタスも、安住してはいません。
2020年には羽田発着枠も増え、(ANAに対抗するわけではないと思いますが)こちらもよりJALと協調しながら路線充実を図ろうとしてます。
日本路線から見ると、ANAとJALがばちばち火花を散らしてますね。
一方で、オーストラリアから見るとこちらも火花がばちばち。
バァ―ジンオーストラリアについてはこちらから。
意外かもしれませんが、バァ―ジンオーストラリアは、カンタス・ジェットスターグループ(ジェットスターはカンタスのLCC子会社)に肉薄の国内線第二位の会社まで成長しており、今回のANAとの提携により、一挙に1位の座を伺っている(かもしれません)。
それだけに、今回のコードシェアは双方にとってメリットがたくさんありました。
そして、ANA,JAL2大グループにより、ますます競争が進むことを利用者である私たちは願っています。
ですが、気を付けたいこと。それは、日本ーオーストラリア間で、いっぱい飛行機とばしても需要があるの?
という素朴な疑問。
オーストラリアの人って、そんなに日本に来るのかな?
(日本人がオーストラリアにたくさんいくのかな?ではありません)
人口が増えているといっても、日本の5分の1以下、2500万人もいないわけですし、東南アジアの方が距離が近いんだし。需要があるように見えないですよねえ。
だが、ご安心の材料。
実は、オーストラリアの国民って、結構日本のことが好きなんです(学校で、第二外国語があるのも一因かもしれません)。
それに、パース路線を開設したANAも最初は苦戦するんでは?との思いがあったようですが、ふたを開けてみてびっくり。毎日就航しているのに、他の都市を結ぶ日本とのどの路線よりも空席率が少ないそうです。
パースー日本の路線が1つしかないとはいえ、底堅いですね。
まだまだ先は見えないですが、オーストラリアの人はたくさん日本を訪れるでしょう。
増えた路線を利用して、今度は我々日本人がいろんなバリエーションでオーストラリアへ行く機会が増えました。
是非この機会を利用して、さまざまなオーストラリアへの訪問方法を考えてみたくなってきました!