ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

大人のたしなみ 赤ワイン 後編

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デビルズ・コーナーのワイナリー。開店直後

タスマニア州内では1,2位を争うほど有名。日本ではほぼ手に入らない

 

赤ワインの魅力。

それはなんといっても芳醇でありながら、甘いタイプのものから苦みあるものまで、非常に幅広く、しかもどれも特徴があって、さらに味の選択肢が永久に広がるようで、「一体自分の好みとマッチする、最高のものはどれだろう」と探求し続ける楽しさも追加され、ますます楽しくなってしまう。

 

写真のタスマニアのワインでは、田園風景に、遠くには入江も見え、ドアセラーではワインの味見もでき、もちろんボトルで買うことができる。

 

ドアセラ―ではどのもだいたい同じようなパターンです。

・味見(テイスティング)できるワインは、通常4本程度。赤ワイン2本、白ワイン2本、または赤ワイン3本、白ワイン1本。さらに、ビンテージものとして、価格が3倍から10倍する、スペシャルなおいしさを用意し、最低5種類のワインを味わうことが可能。

・ボトルを買うことを条件に、味見(テイスティング)が無料。ボトルを買わない場合は有料となる場合がある。

・家族経営の場合だと、ワインのみの販売だが、規模が大きくなると休憩コーナーや、ちーズなどちょっとした軽食とともにワイン(もちろん買ったワイン。間違っても他のワイナリーで買ったものは開けないで)を飲める休憩スペースを設けるところもあり。

・ワイナリーが集まっているところでは、はしごができる

・不思議なことに、どこに行って、味見(テイスティング)してもすべて別の味がする

・といっても、ドライバーはほぼ飲めないが(場所によりドライバーでも飲めるケースあり)、飲めたとしても、そのうち舌がマヒして、だんだんとわからなくなる。

・オーストラリアだと気前がいいのか、ワイングラスの3分の1くらいまで並々と入れてくれるところも。これで1か所4杯も飲めば、私の場合、べろべろに酔っぱらう。

ハシゴなんてしたら。。。ああ、もう行きたくなってきた。

レストランを併設しているところもある。ワイナリーによっては、市内の高級レストランよりも更に上のレベルのフルコースを出すところも。

・更に、チャペル(結婚式場)を供えているところ宿泊施設をもっているところなど、付加価値サービスを付けているところも。

・親の付き合いに飽きてしまう子供のために、ちょっとした遊具を設けているところも。うちの子たちは、親が飲んでいる間、ラグビーボールやフリスビーで遊んでいた。

と、「ああ、ここで1日いたいなあ」と思わせてくれるサービスにたくさん出会えるんです。

これで、なにか行きたくなりませんか?

 

あ、赤ワインの話でしたね(笑)。

 

済んだ空気のもと、個性溢れるテイスティング、そのようなワイナリーが1か所に数軒から数10軒も集まっているところがあれば、まだ行ったことのないワイナリーのテイスティングに行きたくなります。

そして、一部の地域を除き、多くが赤ワインを栽培しています。

専門的な話なので割愛しますが、土壌、気候が優れた赤ワインを醸成できるんだそうです。

 

それに、赤ワインのほうがビンテージもの(ようは高い価値のあるもの)が作れるし、売れますしね。

実際、日本で見る外国の赤ワインで、低価格帯で飲めるのはイタリア、アメリカ(カルフォルニア州産)、そしてチリ産。

オーストラリア産で輸入しているものは、ちょっと上のランクで、1000円台から3000円台のもの。それ以上の価格帯だとフランス産登場。だいぶおおざっぱですけどね。

 

しかし、輸入されているオーストラリア産ワインは、価格とおいしさのバランスが取れているので、外すことはあまりないと思います(お高いフランス産のワインをたくさん飲んだわけではないので、断言できませんが(笑))。

 

しかし、オーストラリアのワイナリーと日本で出回っているワインと比べると、もっと少し安く、しかももっとおいしい赤ワインが手に入ると思ってよいです。これは断言できます!

 

ドアセラーで味見(テイスティング)できる手ごろなものでも20ドル(約1500円)。うまくいけば売り出したい側のキャンペーンで15ドル(約1200円)くらいで手に入れることができますが、仮に日本で買うとしたら、倍の2500円から3000円の価値はあると言われているほどおいしい、と聞いたことがあります。

 

それだけの価値があると知ったら、お薦めしないわけにはいきません。

 

中には、個人で1回のワイナリーツアーで50本以上も「大人買い」する日本人もいるそうです(あ、私も15本買ったことがありましたね。人のこと言えないかも( ´艸`)

 

更に、何軒ものワイナリーが集まるエリアが、オーストラリア国内に数10か所以上

ドアセラーだけでも1000近く。しかもほとんど日本に入ってきません。

そして、同じワイナリーの作るワインも、年によっては味が違う。

ということは、いつまでたっても飲みきれないということですね。

ああ、なんという幸せなことなんでしょう。

 

だったら、まだ見ぬワインを求めて、探検気分で、ワイナリーに行ってみませんか?

大人のひそかなたしなみのために。

 

写真:2017年3月