ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

2020年のオーストラリアを振り返り2021年を思う

2020年が終わろうとしています。

なんだかいろんなことがあり過ぎて、あっという間でしたね。

そして、ずーっと注目していたオーストラリア。

ついに一度も行くことができませんでした。

これはもう個人の力ではどうすることも出来なかったため、やむをえませんでした。

仕方なかったこととしてあきらめましょう。

 

さて、2020年のオーストラリアについて簡単に振り返ってみたいと思います。

・年初スタートは大規模森林火災

・コロナ禍におけるオーストラリアの取り組み

・豪中の激しい貿易摩擦

総合すると、1年を通して何かとオーストラリアの話題が事欠かなかったんではないでしょうか?

 

特に、オーストラリアには興味のなかった人ですら、地球規模の気候変動により発生した森林火災の規模が巨大だったこと(合わせてアマゾンでも森林火災が発生して、ますます異変が大きくなっていることに気づかされた)に目を見張ったはずです。

日本の国土の半分くらい消失したこの規模感は半端ではなかったはずです。

 

そしてコロナウイルスの世界への拡大・まん延。

オーストラリアでもコロナの被害はありました。

しかし、厳しいロックダウンを実施し、国民生活は一時非常に厳しい状況に置かれましたがその結果ほぼ抑え込みに成功。

いわゆる西側諸国の民主主義陣営で、このようなコロナ対応に成功した国は非常に少なく、これまた称賛に価するものだろうと思います。

日頃自由を主張する国民に対して政治家が(当たり前ですが)国民のために動く。

これを普通にできる国って、やっぱりすごいと思います。

お隣のニュージーランドと共に、「リーダーシップがしっかりしていれば民主主義国

だろうがなんだろうがコロナ対応はできるんだ」ということを教えてくれました。

そして、同じく民主主義のために中国と最前線で戦うオーストラリア。

こちらも4月以降今日までニュースが止まることがありません。

「ガキ大将が弱いものをいじめている」

そんな印象ですね。

 

総合的にみて、年間を通じてオーストラリアがトップニュースとして出続けたのも珍しいかと思います。

本当に露出度が多かったなあ。

 

そして、年末の恒例となったニューイヤーに打ちあがる花火。

一度は見に行きたいとこのブログでも何度も書いてました。

www.sbs.com.au

場所により中止されたり、花火の時間が短縮されたり、自宅での鑑賞を推奨されたり、屋外での鑑賞も人数制限があったりと、規制が強まっていますね。

うれしい年越しではありませんが、今年は仕方ありません。

みんな、守れるかな?

 

さて、こんな状況の2020年でしが、2021年はどうなってしまうんでしょうか?

おそらくですが、2021年のオーストラリアはかなり明るい兆しが見えています。

すでに経済は持ち直しているようですし、多くの町ではロックダウンも明け日常が戻っています。

もともと経済好調の国でしたから、日常が戻れば経済も回り始めるでしょう。

 

そしてコロナ対応。

もしこのまま抑え込めれば、おーストラリアの国内移動、ニュージーランドとの交流、封じ込めのできた国と国の交流など、順次解放に向かい、人の移動も活発化するでしょう。残念ながら、今の状況をみると日本はその中には入れないように思えます。

 

こんにちのリーダーシップも発揮できない日本の現状から致し方ありません。

 

それでも、元気なオーストラリアの姿を見れることは非常に楽しみです。

 

何かと暗い話題の濃かった1年ですが、来年はオーストラリアからぜひ楽しい話題を世界にまん延させたいですね。

あ、日本経由ですが。

 

あと2020年も1日ありますが、皆さん良いお年を。

また来年もよろしくお願いいたします!

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ああ。行きたい!

州境をまたがるとどうなるか? バイロンベイから考える

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州境にそびえる、まるで記念塔のランドマーク。ポイントデンジャー

 

コロナウイルス感染を抑え込んでいる、優等生の国、オーストトラリア。

あらゆるところで閉鎖につぐ閉鎖になっていましたが、12月1日、ようやく州境がオープンになったようです。

 

その時の記事はこちら。

nichigopress.jp

クイーンズランド州の州境閉鎖を全面的に解除」

とありました。

これで物流、人流とも流れていきそうです。

良かった、よかった。

 

とふと、振り返って考えてしまいました。

そもそも広い、そしてアバウトな国オーストラリア

州境にまたがっているものっていっぱいあったよな。と思い出しました。

その扱いって、どうなっているんだろうなあ(どうでもいい話なんですが)。

 

オーストラリアあるあるクイズではありませんが、1つ代表的なものを。

ゴールドコースト空港は、クイーンズランド州ニューサウスウェールズ州にまたがっているって、ご存じでしたか?

 

ゴールドコースト空港にある滑走路は、両方の州にまたがっているんです。

でも、ゴールドコースト空港と名前がついているから、なんとなくクイーンズランド州と思ってしまいますよね。

 

そして、州境といえば、ここ、ポイントデンジャー。

以前にもこのブログでも書いたことがありますが 

tanoshiiau.hatenablog.com

見晴らしの丘のように、非常に眺めが素晴らしい!そしてのどか。

んなポイントもあるなんて、ゴールドコーストは奥が深いでしょ。

しかも ゴールドコースト空港からだったら、意外と近いんです。

 tanoshiiau.hatenablog.com

 場所はこちら。

www.google.co.jp

公共のサーフサイドバスで、シティとは反対方向に向かい、ツイードヘッドと呼ばれる町で降りて徒歩。海に向かって、高台を目指せば到着します(30分掛かりません)。

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TRANSLinkが運営するサーフサイド・バス。庶民の味方

もちろん、時間がない人は最短ルートはタクシー狙いでしょう。

 

で、そのポイントデンジャー。州境にありますが、行けば州境であることがすぐにわかります。

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地面に線が引かれており、州により色を変えています。

まあ、おしゃれ! (^^)/

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高台から見える海。土曜の朝早いというのに、地元サーファーで盛り上がっています。

しかも、子供が多いんですよね。さすがサーフィン天国!

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海と反対側には町が開けていますが、道路に沿って(途中までですが)一方がクイーンズランド、反対側がニューサウスウェールズ州でわかれています。

道路をまたぐと州境を超えてしまいますので、まさかコロナのためにこの道路を全部封鎖していたとは考えられませんよね。しかも内陸の方にいくと州境の境目なんてどうでもよくなるはずです。この扱いはどうなっているんでしょうか?ご存じだったら誰か教えてくださいね!

 

さて、ポイントデンジャーのある町、ツイードヘッドから更に南下すると、ヒッピーの町(今は環境を最優先にする町、といったほうが響きがいいかな)バイロンベイが登場します。

オーストラリアで一番東にある町。そこからの景色がバイロンベイ灯台から望むことができます。

www.google.co.jp

と書くと、ゴールドコーストからクルマですぐに行けてしまうように思ってしまいますが、サーファーズパラダイスから100キロ弱。東名用賀から静岡県沼津インターまでと同じ距離なんですね。

ハイウエイを使っても約1時間ですので、日帰りできなくはないですが、町はそれなりに充実していますので、1泊以上はしたいですね。

(と2016年9月にも同じことを書いてます!)

それにしても、バイロンベイは、ほとんどがゴールドコーストから行くルートばかりネットで書かれているので、なんとなくクイーンズランド州またはゴールドコースト近くにあるように感じてしまいますが、完全な錯覚に陥ってしまいます。

ニューサウスウェールズ州に堂々とありますが、南国を感じるとどうしてもクイーンズランドのイメージになってしまいますね。まあどうでもいい話なんですが。

 

まだ私も行っていないので、早く行きたいです。

 

そして、朝日が昇るのを、最東端の灯台から眺めたい(可能ならニューイヤーに)。

観光案内所もあるので、楽しみをたくさん見つけてくださいね。

私も皆さんに行く前に行っておかねば。

 

今回は、州境について触れました。

ニューサウスウェールズ州が意外に広く、そしてゴールドコーストがクイーンの下の方にあることが分かってもらえるだけでもうれしい限りです。

 

写真 2016年7月2日

真夏のサンタクロースに会いたい

年中無休のはずのサンタクロースは、夏は一体どうやって過ごしているんだろう。

と気になる方(いるはずないか)はぜひオーストラリアへ。

 

実は、観に行きたいんですよね。

だって、冬用の、あんなに暑い恰好は真夏ではできないはずですから。

www.spintheearth.net

で、暑いオーストラリアに雪なんか降ってないから、トナカイもいない。

どうやって登場するんだろうか、と言ったら

「サーフボードに乗って、海からサーフィンしながら現れる」

と聞いたことがあります。

 

嘘でも本当でもどっちでもいいので、大人の我々としてはぜひ見てみたいものですね。

なんでも楽しみに変えてしまうオーストラリアの人々。

さすが生活者の達人。

生活大国だなあ。

 

ちなみに、サンタさんが現れやすい冬といったら、こんな景色なんだろうと思います。

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ライトアップされたシドニー タウンホール

 

真夏でも真冬でもどちらでもいいから、オーストラリアを思う存分に味わいたい、今日この頃です。

2020年もあとわずか。カウントダウンが始まりましたね。

 

写真 2019年8月14日

絶滅危惧種オーストラリアの固有種を救えるか?

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早いもので、2020年も終わろうとしています。

 

今年は昨年末から続くオーストラリアの森林火災に始まり、コロナウイルスが世界にまん延。その後豪中間で緊張が高まり、そして最後の方ではやはぶさ2がオーストラリアに帰還し、いい意味でも悪い意味でも話題に事欠かない1年でした。

(クリスマスも来ていないので、まだ終わったわけではありませんけどね)

 

そんな中、地球規模で進行しているのが気候変動

今年に始まったわけではありませんが、2019年から2020年にかけて特にオーストラリアにとっては大きな転換点んじゃないかと思います。

 

際立ったのが、森林火災。

 

森林火災は今に始まったことではないので、ご存じない方からすると、「ええ!」と思うかもしれませんが、落雷などで結構頻繁に発生していました。

 

しかし、日本の国土の半分近くが消失! なんていう規模は多分過去最大。

(それ以外でもカリフォルニアでの火災頻発化、ブラジルのアマゾン地域での森林火災発生など、普段目にしない情報も年初から多かったので、忘れてしまった人も多いでしょう)

 

そんな中、人間と同じく被害にあっているのが、動植物。

植物はそこに根が生えているので、動きようがありません。

そのまま身をさらすしか方法がありません。

 

しかし、動物は動くことができるため、本来は逃げることができたはずです(牧場などで人間によって作られた柵で逃げられない家畜は除く)。

 

それでも、今回火災に巻き込まれた野生動物がいかに多かったことか。

火の移動があまりにも早く、動きの遅いコアラから、時速数10キロ走ることのできるカンガルー、それに鳥たちまでも巻き込まれてしまうほどでした。

(クルマで移動していた人間でさえ、囲まれてしまうほどでした)

 

いかに火の動きが早かったかわかりますね。

 

その結果(だけじゃありませんが、以前にも言われてたことがより加速し)オーストラリア固有種、いわゆる有袋類をはじめとした動物の絶滅が現実味を帯びてきました。

この間も書きましたが、カモノハシが絶滅危惧種になろうとしていますし

 

tanoshiiau.hatenablog.com

 火事によりコアラもたくさん死んでしまいました。

 

しかし、一方で絶滅からなんとか復帰を進めてきた取り組みに光が見えてきた例も。

news.yahoo.co.jp

タスマニア島に住むタスマニアデビル

30年前から、顔に腫瘍ができ、タスマニアデビルにまん延し、もはや絶滅か、トいうところまで来ましたが、感染経路も見えて、対策も少しわかってきたようです。

まだまだ研究が終わったわけではありませんが、タスマニア島からオーストラリア本土に移して、今後はもっとタスマニアデビルを増やす取り組みに向かいそうです。

 

足の大変長い取り組みになりそうですが(前述のとおり、タスマニアデビルは30年掛かっている)、コアラをはじめ多くの絶滅しそうな有袋類に対しても絶滅から脱出してほしいものです。

年が明けて落ち着いてから、どのような取り組みがあるのかを少し調査してまとめてみたいと思います。