ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

頬に風を受けて 9 もうそろそろ

そう、空が青い。空気も澄んでいる。

なので、天気も良いんだけど、思ったほど気温があがらない

だから、返って走りやすいから、非常に助かる。

前日の予想が、1日2回の雨(シャワー)が降ることになっていたのが、一切なくなったことだけでもありがたい。

ただ、走っているので汗をかく。(でも、自分はあまり汗はかいていない)

のどの渇きを感じる前に水分補給が基本原則。

だから早めの給水を心がけないと途中で暑さに負けて、倒れてしまう。

なので、早め早めの給水を、と鉄則を守っていたら、あとで大変なことに。

そんなことは最初の5キロ地点で思うはずがなかったのだ。

 

5キロを過ぎた時点で約40分くらい

ちょうどその時、前方から、パトカーのようなクルマがけたたましくサイレンを鳴らして、こちらに向かって走っているのが聞こえていた。

反対側の車道で路面電車が1台、停止して止まっている。

もしかして、ランナーと路面電車が衝突事故?

そんなことが頭をよぎった。

それとも、テロ・・・?

前方からランナーの歓声が聞こえてくる。それもだんだんと大きく。

一体何が起きているのか?

 

それは約20秒に判明した。

反対車線からサイレンが目の前に近づいてきた。

クルマの正体は1台の白バイ

そして、その後ろ約30メートル離れて、アフリカ系のランナー3人が走っている。

それって、もしかしたら・・・

 

我々ハーフマラソンよりも1時間先に出発した、フルマラソンの先頭集団だ。

あのランナーが目の前を一気に反対車線を通り過ぎて(というか消えて)行った。

1時間の差があるとはいえ、もう彼らはMCGのゴールに向かっているんだ。

このスピード感を間近に見れるなんて。

自分も他のハーフマラソンランナーと同じように、長い長い拍手を送っていた。

(口笛は吹かなかった。できないんだ)

 

5キロを過ぎるとそろそろセントギルダロードを離れ、大きく右に曲がる。

鋭角に曲がるから、シティに半分戻るような角度だ。

いよいよ第二ラウンド(他のランナーはまだ第一ウランドだろう)。

次に待っているのは。

 

ちなみに、フルマラソンハーフマラソンも、どちらもテレビ中継というようなものはない。上空ではヘリコプターが回っているが、あとで聞くとテレビ中継用ではないらしい。

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