ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

頬に風を受けて 12 新世界へ

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今回、10月中旬にオーストラリアに来るまでの間に、日本でのランニングは週1日。

距離は当初4、5キロだったが、10キロまで走れるようになった。それ以上は1回だけ1キロを走ったことがある。

今、その10キロが目印となるゲートが目の前にある。

(ゲートには10キロと書いているが、ほんとにそうなのか。ここはオーストラリア。多分、いや絶対にぴったりではないと思う。そう確信した)

 

トイレ休憩を8分も取っている間、それまで一緒のペースで走っていた人達全員に置いて行かれた。

なぜそう思ったかというと、トイレ後に自分が走り始めたときに回りにいるランナーは、全て自分よりもペースが遅いことが分かった。

自分のペースで行けるところまで行ってみよう。

せっかく休憩も取ったのだから。

 

そこからが面白かった(面白がってはいけないんだが)。

トイレ休憩後の約3キロ。12キロまでの地点、全てのランナーを抜いてきたのだった!

こんな爽快な経験をしてもいいのだろうか。あとで罰が当たらないか。

 

そんなことを考えているうち、アルバートパーク湖のランもそろそろ終盤に近付いていた。

道路が何度も急に右や左に曲がり、1キロ先を走っているランナーとすれ違う場面に遭遇しだしたからだ。

それに、道が細くなった。

この区間は前のランナーを抜き去るのに時間が掛かる。

それにしても、女性のランナーが多いなあ

オーストラリアは健康に気を使う、運動が好きなど色々聞いてはいましたが、元気の源がここにあり!

走っていてもパワーを感じましたよ。

先ほど10キロのゲートをくぐったというのに、いまだおしゃべりしながら走っている女性集団も存在する。

とても日本人にはできないパワーだと思う。

走っていてわからなかったが、このあたりでフルマラソンに向う人は別れ道から更に外回りを回ってどこかに行くことになっている。

幸いというか、自分がこの地点に来たときには、既にフルマラソンのランナーは全て通過が終わっていたことになる。

でないと、彼らはまだここから30キロ以上もあるんだ。時間を掛けていられないだろう。

我々ハーフマラソンも、そろそろ折り返しのポイントが近づいてきた。

ここからが自分にとっては未知の世界、そう新世界だ。

まるでワンピースを探す海賊のように。

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