ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

頬に風を受けて 13 half and half

いよいよ新世界に突入の時が来た。

それは、ハーフマラソンの半分(ハーフ)、つまり21キロの約半分10.5キロだ。

フルマラソンのランナーにとってはたかだか1/4。

それでも、10キロは10キロ。等しく変わらない。

しかし、ここはオーストラリア。

単なる折り返し地点だろう。距離とは関係ないだろう?

と思って、一度立ち止まってスマホツールで走ってきた距離を見てみた。

(そして、まだ写真を撮る余裕もある!)

画面には

「11キロ」

をはるかに超え、そろそろ12キロに差し掛かろうとしていた。

はは、そんなものです。ここまでの経験を踏まえれば。

 

それにしても、よくここまでペースを落とさずに来れたものだ。

確かに日本でのアップダウンが続く道とは違い、シティのシンボル、フリンダース駅を出てからほぼ平地だ。

だから、12キロという新世界に入っても、ペースを変えることなくここに至ったのだろう。

そう考えると、まだまだ行けるのではないだろうか。

呼吸も嘘のようにまったく苦しくない。

「はあはあ」という周りからの苦しそうな息遣いと自分はまるで別世界だ。

足に痛みも全くない。上半身の疲れもない。

あと1キロ半でこのアルバートパーク湖一周の旅ともおさらばである。

今は道幅も広くなり、ごぼう抜き中だ。

トイレ休憩に時間を使い、一時はどうなるのか、一時は万事か。

とも思ったが、とても楽しかった。

 

さあ、公園からいよいよ街中に戻る時間だ。

時計の針は相変わらず日本のの時差2時間のままだが、現地時間で計算し、

スタートから約1時間半が経とうとしていた

既に今までの人生で一番長く走り通している。

空は引き続き、写真の通り青いままだ。

このまま今日は1日雨は降らないだろう。

そう確信した瞬間だった。

 

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