カモノハシを求めて3000里。
といったら約12000キロになるのでちょっと遠いか。
西オーストラリアにはいないことがわかったら、東海岸に向かうしかありません。
(中央オーストラリアは乾いた土地しかないので、カモノハシがいるはずがないことわかりました)
一回の旅行で、「じゃあ、明日パースからシドニーにでも飛んでみるか!」
とお金持ち、時間持ちだったらできる技かもしれませんが、時間が限られたジャパニーズビジネスマンですから、移動に半日、観光に1日か2日、更に日本への帰国のために合計3,4日を追加することは至難の業、ほぼ不可能と言ってもいいでしょう。
距離よりも時間がとってもかかった!
ここで、前回の旅行時期をばらすことにします。
最初は1998年、次は1999年。
そして、カモノハシを見るため(だけじゃないけど)シドニーに飛んだのが2004年。
なんと、5年の歳月を費やしました。
その間に子どもも生まれ、子連れ旅行にもなったので、大人時間から非常に時間のかかる(けどいろんな思い出もできた)旅行スピードになったからさあ大変です。
だったら、「どうしてもこれだけは!」
に絞ることにしました。勿論、その中にはカモノハシをみる!
が入っていますよ。じゃなければ、シドニーじゃなくても良かったかも。
子どももいて、しかももともと時間がない。けど、どうしてもカモノハシを見たい。
だったら、もうここしかないですよね。
「シドニー水族館」です。
あれ、2012年にシー・ライフ・シドニー水族館として、全面リニューアルオープンしてました。10年も経てばたいていのものはリニューアルされますね。
さすが経済好調のオーストラリアです。
話は2004年に戻りますが。
水族館であれば、血眼になって探すことは無くなります。
ホッとしてあとはお目当てのカモノハシ探し。
さすが人気のトップに君臨しているんでしょうか。黒山の人だかりがしているところがカモノハシがいるところです。
実にわかりやすい。
子ども(当時はわが子は幼児でした)を少々放し飼いにしても大丈夫な広さがあることがなんとも日本人にとっては羨ましい。
(けど、人だかりには十分気を付けて。迷子になります)
ようやくガラスの目の前に来ました。
ふと見ると人間の存在なんて考えてないように、悠然と泳いでました。
さあ、さっそくシャッターチャンスです!
こんなにも小さいのかあ。でも可愛い。テレビの番組で見たものとおんなじです。
(当たり前ですが、本物を見ていて、舞い上がっていました)
子どももカモノハシが泳ぐ姿を目で追ってます。
水槽の中は十分広いと言っても、やっぱり動物たちにとっては狭いんだよね。
野生の中で悠然と泳ぐのは本当は理想なんだけど。。。
と思った。そうか、野生のカモノハシが見れるツアーに参加すればいいんだ。
けど、シドニーと次に行く予定地(ゴールドコースト)ではそんな時間は全くない。
ああ、またいつか日本から来なければならないのかあ。
その日が実現するのに、10年の歳月が必要になるなんて、さすがに自分でも想像はしていませんでしたよ。まじで。
カモノハシの旅は終わらない。