ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

日本一詳しいゴールドコーストマラソン2016 リターン to サウスポート

初の30㌔超えに向け、いまだペースを維持してます。
自分でも信じられません。
自分よりも1分、2分以上先行してスタートしていた、自分よりも30分以上速い(あくまでも自己申告)4時半ペースのランナーたちに追いつき、追い越した瞬間が何度もありました(ちょっとだけ嬉しー)。
もっともこの時点でゴールまでまだ17㌔以上も残っています。その間に自分が失速して、リタイアする可能性だったあるわけで、そうなったら再逆転はおろか、レース途中の記録さえ残りません。
あくまでも、参加できて、無事ケガなく終わる。何度も言ってますが、50歳の参加記念フルマラソン(しかも初参加です)。

まずは最後まで楽しまないと、ですよ!(^^)!

27㌔が連れだってきた女性2人のペースメーカーを、サウスポートに向かう橋の手前。メインビーチ内の高層マンション隣接の大きな公園沿いでレースを止めてしまったことで、この先はペースメーカーなしで最後まで1人で走り続けなければならないようです。
周りには同じペースで走っている人は見当たりません。というのも、これから向かう橋に向け若干の登り坂。疲れのピークを感じているランナーは殆どが失速か、沿道で腰を下ろして休んでいる。
そうではない元気のあるランナーは、自分の前方で距離が縮まることなく小さく消えてしまいました。
橋を渡り始まる直前。日本人の若いランナー2人に追いつき、追い越したとき、話し声が聞こえました。
「もう体中が悲鳴をあげるって、こういう事だったのか。もう限界なのかなあ」
はいつくばってゴールするっていう話を聞いたことがありますが、限界を超えたあとにゴールを目指すこういう人達なんだろうと思いつつ、がんばってゴールして欲しいものだとつくづく感じたよ!(^^)!

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写真ではわからない、微妙な登り坂。

そして、橋はもともとハイウェイ用に作られているので、かなり道幅が広い。
スタートから既に3時間30分に迫っているから、現地時間で11時。
日中で一番暑い時間帯がやってきました。この日の最高気温が22℃。実感25℃。
橋を渡っていますが、右ほほにわずかな海の風を感じますが、焼石に水。暑さをしのぐには程遠い状態です。
一方、片側通行になっている反対車線にはクルマが大渋滞を引き起こしてました。

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2車線の通行を片側1車線ずつに絞られているから当然ですね。しかもメインのハイウェイなのに橋ですから、どうにも逃げ道がありません。
と思いつつ、出来るだけクルマ側に寄ってみて、それぞれのクルマの運転席を除いてみました。(30キロを迎えようとしているのに、なぜだかまだこんなことする体力的な余裕があったので、自分でもびっくりしてますが、好奇心が元気をつけたんでしょうね)
運転手は、沿道のランナーを見ることなく、みなさん思い思いのことをしていることがわかりました。
家族旅行に出かけるのか、家族で盛り上がっている人。

カップルなのかラブラブな2人(お邪魔だったかな)
スマートフォンをいじっている人。
助手席の人は寝ていたり。何かを食べていたり。
暑いせいかクルマの窓を開けている人が少なかったので中の細かい様子はわかりませんでしたが、だいたいこんな感じ。
それでも、中にはクルマの窓前回にして、「ファイト~!」
とか雄叫びを上げて、我々ランナーに声援を送ってくれる人もいたので、そんな場面に出くわすと嬉しいねえ。


とかクルマを観察しているうちにそろそろ橋を渡り終えようとしてます。
ということで、意外に長かった登り坂も終わり。
と同時に、右側の沿道に緑豊かな芝生か何かが目に飛び込んできました。
スタートポイントだった、サウスポートの公園の端っこまでたどり着いたようです。
ということは、あと少しでスタートポイント。30キロも目の前です。
前方にはかすかですが人々の声援かなにかたくさんの声が耳に届くようになりました
ただ何を言っているのかわかりませんが、ランナーたちに何か言っているようです。


スタートポイントに戻ってきました、と書きましたが、のこり10キロ以上。同じ道を
もう一周するわけではありません。
今度はサウスポート公園を突き抜け、更に北上し(南が今まで走ってきたサーファーズパラダイスや泊まっているブロードビーチ、どんどん遠くなる)、ランナウェイベイというサウスポート近郊の住宅地まで約6キロ。そこから折り返して往復し、スタート地点のサウスポートまで戻ってくる。

ということは、あの歓声は?
声援が大きい理由がわかりました。
前方右側がひたすら騒がしいのは、多くのランナーたちがゴールに向かって最後の走りをしていたからです。
つまり、3時間がゴールしようとしている、高速ランナーたち。
15キロ以上先で続々とゴールシーンが生れているんですね。
ゴールシーンで待ち受ける感動のシャワーが自分に降りかかることがあるんだろうか・・・


続く。

ここまで、我ながらたくさんの写真を撮ってきましたが、そろそろ枚数が減ることを予めお伝えしておきます。

1つめは疲れが出てきたこと。腕は上がらないし、走りながらの撮影はこの上なく体力が消耗します。さすがにゴールできなかった理由が、写真撮影ばかりで体力を消耗したため、とは情けないことこの上ないですよね!

2つめは真新しい場面がなくなってきたこと

周りのランナーもまばらになり、残り10キロでは住宅地がメインになってきたたため、変化が少なくなってきました。サウスポートのゴール付近からランナウェイベイの往復は殆どがハイウェイ。広いので走りやすいですが、「絵となる風景」は少なくなりました。

3つめは写真がうまく撮れないこと

あまりの汗でスマートフォンのタッチパネルがスライドしなくなってきたこと。

カメラのレンズの周りにも汗や湿気が増大し、撮った映像が曇ってしまい、公開するには忍びないものになってしまったこと。

これでけバシバシ写真を撮っている人はスタート時点から一切いませんでした!