タスマニアの旅行に来る目的は人それぞれですが、初めての旅行で、ここを行かない人はまずいないだろう、というくらい大人気スポットが、「クレイドルマウンテン」。
大自然を堪能するには、タスマニアのどこででもできますが、シティのホバートや、第二の都市ロンセストンを離れ、わずか1日で絶景の山々を見渡せるところまで来れるのは、早々ありません。
まあ、世界遺産に登録されているってこともありますので、当然のことですが、自然が守られています。
1日あれば大抵の場所にいけるもんですが、クレイドルマウンテンは一山もふた山もアップダウンを経て、ようやく山岳地帯にたどり着きます。
そんなところに、動物たちの楽園と、更に山を愛する人たちのロッジ群が展開されているなんて、どうして想像できたでしょうか?
これも、行って初めて分かったことですけどね。
その前に。
ガイドブックにもありますが、クレイドル山まで行ってしまうと、お店がありません。
全くないわけではないですが、インフォメーションを兼ねてショップがあるくらいで、食材が豊富にあるとは言い切れません。
ガソリンスタンドも1軒ありますが、とても高い。
だから、できるだけ下界の街で、満タンにしておくことをお奨めします。いや、必須です。
それに、ガソリンが残りすくないまま山登りが始まってしまい、万が一燃費の超悪いレンタカーだったりしたら、それこそ途中でガス欠で止まりかねません。
絶対にそのようなことがないよう、クレイドル山に至る山道の手前で、ガソリン補給をしましょう。
そういうわけで、私たちは、クレイドル山に来る前は、東海岸のビチェノという小さな町におり、そこから既に2回の山越えをしてきて、ガソリンメーターが半分を切り、そろそろ焦りだしたところで、モールクリーク(mole creek)登場。
もっとも、来るまでにガソリンスタンドマップのような地図をインフォメーションでもらっていたので、焦ることはありませんでしたが、それでも途中通過してきた街街が余りに小さく、ここにたどり着くまでガソリンスタンドやスーパーがあるのか、正直不安ではありました。
発見したときは、「ああ、やっぱりあったか」でしたが、心はそれまで穏やかじゃなかった(笑)。
まあ、田舎道にポツンとあるから、見過ごすことはぜーったいにありません。
ガソリンスタンド。
シティのスタンドより、既に5%以上高い!
次男がフロントガラスを掃除中。
田舎のスーパーマーケット。
意外にも人の出入りがある。
ここまでは、各都市から、こんな距離です。参考まで。
←方面、クレイドルマウンテン(Credle Mt)まで、86キロ。
いっけん近そうですが、まだまだ難所はこれからです。
写真:2017年3月29日