ウルルの登山が10月26日を持って禁止されます。
限定に弱いのはどうも日本人だけでないないようで、世界中からウルル登山を目指し、
既にホテルは満室、周辺のキャンプ場もいっぱいになっているもようです。
ウルルの自然を守る、現地のレンジャーは、登頂を目指す観光客に対して、登山を止めるように説得されています。
危険が伴うのももちろんですが、ここは先住民の聖地。
だれだって聖地に赤の他人が勝手に土足で上がってきてほしくないですよね。
例えば、近所に地元の人だけで大切にしている神社があるとします。
古くからある小さい社は、登ろうと思えば登れるほど小さい建物。
それに対して、何の感情も抱かない観光客がたまたま通り、物珍しい社に登って「インスタ映え」するからと、写真を取りまくっていたら、我々日本人にとっては気持ちのいいものではないですよね。
それとおんなじです。
聖地として崇める先住民アボリジニの気持ちになってください。
ウルルはとても厳かなもの。是非見に行って欲しい。
けど、近くまで行っても、登らないで欲しい。
オーストラリアの自然と伝統を守りたい、普通のオーストラリア好きの共通の想いを代表して。
2019年7月17日