2019年10月に発生した台風19号は、近年、年々大きくなる台風でも首都圏に直撃して甚大は被害をもたらしました最大クラスの台風となっていますが、自然災害の規模でオーストラリアも甚大な被害にあっています。
近年、オーストラリアは、山火事の発生規模と、クイーンズランド州を中心に襲う大洪水のニュースが多いですが、台風もまた大きな被害をもたらしています。
（オーストラリアの場合は、台風は、サイクロンと言われています）
さて、オーストラリアに甚大な被害をもたらしたサイクロンは、なんといってもサイクロントレーシーを抜きにして語ることはできません。
1974年、サイクロントレーシーがオーストラリア北にあるノーザンテリトリーの首都、ダーウインを襲いました。
その規模は、なんといっても、風速217キロメートル（空港の計測計）、その後風速が更に強まり、計測計が故障し、実際には300キロメートルを超えていたとも言われており、瞬間風速だと一体どれだけになるのか、想像するのが恐ろしいほどです。
実際、街はほぼ壊滅し、再建するのに5年掛かったそうです。
正確には、2013年現在でもまだ爪痕が残っていたらしいので、再建は終わっていないともいえます。
それでも、人類が直面する多くの自然の驚異に立ち向かっていかなければなりません。
今後日本だけでなく世界中至る所で自然災害が発生するでしょう。
超巨大なサイクロントレーシーを教訓として、今後も自然の脅威を乗り越えてきたオーストラリア人の逞しさを見習いたいと思います。
