ホントに楽しい!オーストラリア

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悲報 コアラが森林火災に巻き込まれる

 異常気象が引き起こす規模が年々大規模化しているのに、もはや誰も疑いのないところでしょう。

日本でも巨大な台風や大雨を降らせた低気圧により、東日本を中心に多くの河川の氾濫が発生しました。

一方で、アメリカ西海外にあるカリフォルニアの山火事も毎年のように発生。

今年は10月中旬に大きな山火事が発生しており、65万世帯150万人以上が計画停電の影響を受けているようです。

www.bbc.com

このニュースは、セレブの住宅をも巻き込み、避難を余儀なくされているので、話題になったことから、知っている人も多いでしょう。

同じ北半球でも、豪雨と乾燥による山火事、反対の事象が同時に発生する事態になってしまうとは、もはや異常気象は疑いようのない事実です。

一方、南半球に目を転じると、あまり報道はされてませんでしたが、ここにきて急にオーストラリアの森林火災がクローズアップされました。

シドニー郊外のニューサウスウエールズ州東部沿岸の森林約数千ヘクタールが消失。

ここにはコアラがたくさん住んでいる地域で、既に350頭も犠牲になったことが報道されました。

www.huffingtonpost.jp

数千ヘクタールなんて、とても巨大すぎて、まだまだ全容は把握できていないんじゃないかと思われます。

また、コアラは起きているいる時間は毎日およそ4-5時間。その間はユーカリの葉っぱをひたすら食べ続けることで、栄養分と水分を補給しているようなものですが、今回そのユーカリの葉っぱも焼けてしまい、脱水症状になるコアラが多数出たようです。

ニューサウスウエールズ州東部沿岸は内陸部と違って(海にも面しているため)、広い国土の中ではわりと雨が多いため、森林が広がる場所でもあります。

そんな場所が火災にやられてしまうなんて、とても想像できません。

そういえば、去年も太古の時代から引き継がれていた古い木の生えるタスマニアの森林地帯でも火災が発生し、多くの木々が消失されてしまいました。

ということは、もはや安全な森林地帯もないのかもしれません。

今回は、コアラの生息地でもあったことから日本や世界のメディアにも取り上げられましたが、ヒトも動物も住んでいないような平原での大火災はニュースにもなりません。

 

地球環境が大きく変わっているこの時代、オーストラリアの小さなニュースも見逃さないようにしたいと思います。

せめてもの地球へのいたわりの気持ちとして。