オーストラリアを愛してやまない人々にとっては、この2か月とてもつらい日々を過ごしています。
日本のメディアではあまり大きなニュースになっていませんでしたが、ここにきて、
テレビや新聞をはじめ大々的に取り上げられてきましたね。
ですので、オーストラリアの森林火災については、オーストラリアに興味のなかった人にとっても、目に触れるようになってきたと思います。
すでに「知っているよ」という人も多いかもしれませんが、改めて簡単に列挙して、状況の凄さを感じてもらえればと思います。
(もちろん、時間の経過とともに、刻刻と変化しますので、今後一気に状況が悪化するか改善するか検討はつかないことをあらかじめ申し上げておきます)
・1月8日時点で、オーストラリア全土の森林消失面積は北海道の面積を超えた。
・被害に巻き込まれた動物は10億匹以上
・コアラは、3万匹以上。今回の被害で絶滅危惧種になるかもしれないと言われている
・南オーストラリア州にあるカンガルー島は、動物の聖地だったが、半分以上が消失。
コアラが2万匹以上死んだ。
・シドニー、メルボルンの大都市でも煙注意報が発令され、日中も霞んでいて太陽も見えない。
・消防士を含む25人が死亡。多くの人が海岸まで追いやられ、船で脱出した人もいた。
・17日に入り、ニューサウスウエール州に大雨が降る。
しかし、火災で焼失したあとの灰などが川や海に流れ込み、今度は、今後の生態系への影響が問題になりそう。以下関連記事
・場所によってはカモノハシの生息区域が全滅になる恐れもある。
・オーストラリアをはじめ、多くのセレブが募金を開始。多額の募金が集まる一方で、日本からの募金や支援の輪が広まっていない。
・以前9.11東日本大震災でもお世話になったオーストラリア。当時世界の有名な首相を抑えて一番に現地に駆け付けたのは、当時首相だったギラードさん。
日本への支援は在オーストラリア大使館を通して現在も細々とではあるが続いている。
そんなことは当の日本人が忘れてしまったとは思いたくはない。
・そこで、私もボランティアでお手伝いしている、クラブオーストラリアでは、オーストラリア赤十字と野生動物保護を中心とする支援団体に寄付できるよう、日本語の窓口を開設した。
なにかの活動に参加したいけど、時間が取れないなど制約がある方、募金くらいはできるというかた、こちら経由で寄付ができるようになっています。
是非一度ご覧になってみてください。
最後に。
この支援活動はまだまだ必要で、先も見えていません。
「どうせこのくらいの規模だと何をやっても無駄」とは思わず、小さいことでもなんでもよいので、是非一緒にこつこつと積み上げていきませんか?
いつの世でもそうですが、小さな働きがやがて大きなうねりとなるのは世の常。
決してあきらめることなく、続けていきたいと思います。
そして、オーストラリアの方々自身も、ひるむことなくどんな時にもで前に進もうとしています。
そんな姿勢を見習いつつ、さらに後押しをしようではありませんか?