最近は、どうしても長くそして拡大しているブッシュ・ファイヤーとその後に訪れたニューサウスウエールズの豪雨、さらには世界中で拡大をしている新型肺炎コロナウイルスのニュースで、すっかりオーストラリアの普段のニュースが色あせてしまいました。
それでも日々は動いています。
そんなことを考えていたら、ふと「忘れていた」ことを思い出しました。
シドニーでは、新しいライトレールの路線が開通していたんだ!
いったいいつ開通するんだろう、ずうっと開通しないんじゃない?
と思えるほど工事は伸びに伸びていました。
たまたま、シドニーには2年続けて訪れました。
2018年9月
まあ、線路ができているので、じきに開通するんだろうなあ。
日本人的な発想だと、「じきに」とは、半年以内を指す(自分の過去の統計(笑))
ところが、2017年、つまり写真を撮った1年前から、シドニー在住の日本人もそのころみんなそう思っていたんだそうな。
ということは、進展してないんだね。
でも、さすがに2018年になればもう開通しているんじゃないかな?
と淡い期待を持ちながら、2018年に訪問。
2019年8月
ほぼ1年経って、やっぱり開通していなかった!
それでも周辺はしっかりと開通に向けて準備は進んでいた。
2018年の段階では、駅舎らしい、プラットフォームの存在も無かったが、今回は
「あ、新しい駅がある」と子供に見つけてくれた。
立ち入り禁止だし、入ったところで何もないし、そもそもそんなやってはいけないことをする大人はオージーにはおりません。
ああ、でもやっぱり開通していなかったんだなあ。
それから4か月後。
試運転の車両がなんども通過する日々が過ぎ、ついに12月4日に運行開始しました。
といっても、その日は時間通りにこなかったり、突然車両が止まったりと「オーストラリアではよくあること」が発生し、オーストラリアらしく順調な滑り出し!
そんなことにいちいち目くじらを立てない、おおらかなお国柄だし、そもしも4年以上の工事の末に開通したので、「まあ、いいんじゃないの?」くらいに皆さん思っていたんじゃないでしょうか?
さらにそれから2か月経った2020年2月現在。
シドニーから記事らしい記事はまったくありません。
すでに市民生活にすっかり溶け込んでしまったでしょうか?
それはそれで非常に気になりますけど。
ライトレールの端から端まで乗って、気ままな旅がしたくなってきました。